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面形
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めんがた
ふりがな文庫
“
面形
(
めんがた
)” の例文
ところが、その際に出来た
面形
(
めんがた
)
が、あるいはその後、温泉の噴出が止むと同時に干上がってしまったのではないかと思われたのです。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「先生方にはただの木の
面形
(
めんがた
)
でござれども、現に
私
(
てまえ
)
が試みました。
驚破
(
すわ
)
とある時、この目を通して何事も御覧が宜しい。さあ、お持ちなさるよう。」
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
正兵衛は本当に、畳に
面形
(
めんがた
)
を押さぬばかりにかき口説くのです。
銭形平次捕物控:084 お染の歎き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
かと
思
(
おも
)
へば、
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
に
近
(
ちか
)
いのは、あらう
事
(
こと
)
か、
鬼
(
おに
)
の
首
(
くび
)
を
古綿
(
ふるわた
)
で
面形
(
めんがた
)
に
取
(
と
)
つた
形
(
かたち
)
に、
靄
(
もや
)
がむら/\と
瓦斯燈
(
がすとう
)
の
其
(
そ
)
の
消
(
き
)
えたあとに
蟠
(
わだかま
)
つて、
怪
(
あや
)
しく
土蜘蛛
(
つちぐも
)
の
形
(
かたち
)
を
顯
(
あらは
)
し、
同
(
おな
)
じ
透間
(
すきま
)
から
吹
(
ふ
)
く
息
(
いき
)
も
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
と云う時、かっしと片腕、
肱
(
ひじ
)
を曲げて、その
蟹
(
かに
)
の
甲羅
(
こうら
)
を
面形
(
めんがた
)
に
剥
(
は
)
いで取った。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
その
面形
(
めんがた
)
のごとく
凹
(
しゃく
)
んだ
面
(
つら
)
の、眉毛の薄い、低い鼻に世の中を何と
睨
(
にら
)
んだ、ちょっと度のかかった
目金
(
めがね
)
を懸けている
名代
(
なだい
)
の顔が、辻を曲って、三軒目の焼芋屋の
灯
(
あかり
)
に
照
(
てら
)
された時、
背後
(
うしろ
)
から
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“面”で始まる語句
面
面白
面影
面目
面持
面喰
面倒
面色
面長
面当