トップ
>
霧島
>
きりしま
ふりがな文庫
“
霧島
(
きりしま
)” の例文
それが風に
揺
(
ゆ
)
らぐと、反射で
滑
(
なめ
)
らかな
崖
(
がけ
)
の赤土の表面が
金屏風
(
きんびょうぶ
)
のように
閃
(
ひらめ
)
く。五六
丈
(
じょう
)
も高い崖の
傾斜
(
けいしゃ
)
のところどころに
霧島
(
きりしま
)
つつじが
咲
(
さ
)
いている。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
躑躅
(
つつじ
)
が燃えるように咲き乱れていた。先生はそのうちで
樺色
(
かばいろ
)
の
丈
(
たけ
)
の高いのを指して、「これは
霧島
(
きりしま
)
でしょう」といった。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
摩耶
(
まや
)
、
霧島
(
きりしま
)
、
榛名
(
はるな
)
、
比叡
(
ひえい
)
が
竜城
(
りゅうじょう
)
、
鳳翔
(
おうしょう
)
の両航空母艦を
従
(
したが
)
え、これまた全速力で押し出し、その両側には、帝国海軍の奇襲隊の花形である潜水艦隊が十隻
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
大玄関の敷台が見えて、何年にも手入れをしないらしく雑草にうずもれて早咲きの
霧島
(
きりしま
)
がほころびているぐあい、とにかく、町人づらをおどかすだけのことはある。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
戦艦『
長門
(
ながと
)
』『
陸奥
(
むつ
)
』『
日向
(
ひゅうが
)
』『
伊勢
(
いせ
)
』『
山城
(
やましろ
)
』『
扶桑
(
ふそう
)
』『
榛名
(
はるな
)
』『
金剛
(
こんごう
)
』『
霧島
(
きりしま
)
』。『
比叡
(
ひえい
)
』も水雷戦隊にかこまれているぞ。『山城』『扶桑』は大改造したので、すっかり形が変っている。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
▼ もっと見る
阿蘇
(
あそ
)
の
靈地
(
れいち
)
からは
火
(
ひ
)
の
玉
(
たま
)
が
三
(
みつ
)
つ
飛
(
と
)
び
出
(
で
)
たともいひ、また
性空上人
(
しようくうしようにん
)
は
霧島
(
きりしま
)
の
頂上
(
ちようじよう
)
に
參籠
(
さんろう
)
して
神體
(
しんたい
)
を
見屆
(
みとゞ
)
けたといふ。それによれば
周圍
(
しゆうい
)
三丈
(
さんじよう
)
、
長
(
なが
)
さ
十餘丈
(
じゆうよじよう
)
、
角
(
つの
)
は
枯木
(
こぼく
)
の
如
(
ごと
)
く、
眼
(
め
)
は
日月
(
にちげつ
)
の
如
(
ごと
)
き
大蛇
(
おろち
)
なりきと。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
霧
常用漢字
中学
部首:⾬
19画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“霧島”で始まる語句
霧島躑躅
霧島山
霧島火山
霧島丸
霧島京弥
霧島山麓
霧島市房
霧島火山群
霧島神宮等
霧島噴火史上