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間断
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かんだん
ふりがな文庫
“
間断
(
かんだん
)” の例文
旧字:
間斷
江戸
開城
(
かいじょう
)
の後、予は
骸骨
(
がいこつ
)
を
乞
(
こ
)
い、しばらく先生と
袂
(
たもと
)
を
分
(
わか
)
ち、
跡
(
あと
)
を
武州
(
ぶしゅう
)
府中
(
ふちゅう
)
の辺に
屏
(
さ
)
け居るに、先生は
間断
(
かんだん
)
なく
慰問
(
いもん
)
せられたり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
かくてこの「主義」はすでに五年の間
間断
(
かんだん
)
なき論争を続けられてきたにかかわらず、今日なおその最も一般的なる定義をさえ与えられずにいるのみならず
時代閉塞の現状:(強権、純粋自然主義の最後および明日の考察)
(新字新仮名)
/
石川啄木
(著)
令嬢は礼義上から云つても、梅子の
間断
(
かんだん
)
なき質問に応じない訳に行かなかつた。けれども積極的に自分から梅子の
心
(
こゝろ
)
を
動
(
うご
)
かさうと
力
(
つと
)
めた形迹は殆んどなかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
大磯あたりの海岸は、紫の浪が
間断
(
かんだん
)
なく打ちよせて、
都
(
みやこ
)
の
塵
(
ちり
)
にまみれた
頭脳
(
あたま
)
を洗濯するに役立ちます。
深夜の電話
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
七十 その上に強い電火が天の全面をば、
間断
(
かんだん
)
なくかつ縦横無尽に光り
渉
(
わた
)
る、これに接する者は直ちに電殺され電壊さるるはずであるが、もう殺される生物が残っていない。
暗黒星
(新字新仮名)
/
シモン・ニューコム
(著)
▼ もっと見る
何
(
なに
)
を
製造
(
せいぞう
)
するのか、
間断
(
かんだん
)
なし
軋
(
きし
)
むでゐる
車輪
(
しやりん
)
の
響
(
ひびき
)
は、
戸外
(
こぐわい
)
に立つ
人
(
ひと
)
の
耳
(
みみ
)
を
聾
(
ろう
)
せんばかりだ。
工場
(
こうば
)
の
天井
(
てんじよう
)
を
八重
(
やえ
)
に
渡
(
わた
)
した
調革
(
てうかく
)
は、
網
(
あみ
)
の
目
(
め
)
を
透
(
とお
)
してのた
打
(
う
)
つ大蛇の
腹
(
はら
)
のやうに見えた。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
われわれの身辺に
間断
(
かんだん
)
なく流れているさまざまの偶然を出来るだけ多くとらえること、いいかえると、偶然を偶然のままに放置しないで、片っぱしから必然に変えて行くことであります。
青年の思索のために
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
尤
(
もつと
)
も
間断
(
かんだん
)
なく死ぬる覚悟をしてゐて、恥辱を受けるやうな事はせぬ
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
そしてこの昼夜
間断
(
かんだん
)
のない
苛責
(
かしゃく
)
から
免
(
のが
)
れたい。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
“間断”の意味
《名詞》
間断(かんだん)
途中でまがあくこと。とぎれとぎれになること。
(出典:Wiktionary)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
“間断”で始まる語句
間断々々
間断なき週間