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野
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ヌ
ふりがな文庫
“
野
(
ヌ
)” の例文
「
野
(
ヌ
)
」であるとか、「
角
(
ツヌ
)
」であるとか、「
偲
(
シヌブ
)
」、「
篠
(
シヌ
)
」という風な現在「の」と発音するものは、昔は「ぬ」と言って、その「ぬ」には「怒」を使って「奴」を使った例はない。
古代国語の音韻に就いて
(新字新仮名)
/
橋本進吉
(著)
「
春
(
ファル
)
は
野
(
ヌ
)
も
山
(
ヤマ
)
も、
百合
(
ユーリ
)
の
花盛
(
ファナサカ
)
リーイ、
行
(
イ
)
きすゅる
袖
(
ソーデ
)
の
匂
(
ニオ
)
のしおらしや……」
骨仏
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
隠国
(
コモリク
)
の泊瀬
小
(
ヲ
)
国に、さ
婚
(
ヨバ
)
ひに
我
(
ア
)
が来れば、たな曇り雪はふり来ぬ。さ曇り雨はふり来ぬ。
野
(
ヌ
)
つ鳥
雉
(
キヾシ
)
はとよみ、家つ鳥
鶏
(
カケ
)
も鳴き、さ夜は明け此夜は明けぬ。入りて朝寝む。此戸開かせ(万葉巻十三)
鶏鳴と神楽と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
いざ
吾君
(
アギ
)
。
野
(
ヌ
)
に
蒜
(
ヒル
)
つみに 蒜つみに 我が行く道に、香ぐはし花橘。
下枝
(
シヅエ
)
らは人みな取り、
秀枝
(
ホツエ
)
は鳥
棲
(
ヰ
)
枯し みつぐりの 中つ枝の
含隠
(
フゴモ
)
り
赤
(
アカ
)
れる
処女
(
ヲトメ
)
。いざ。さかはえな(応神天皇——日本紀)
叙景詩の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「おもしろき
野
(
ヌ
)
をば
勿
(
ナ
)
燒きそ」だ。此でよいのだ。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
▼ もっと見る
「おもしろき
野
(
ヌ
)
をば
勿
(
ナ
)
燒きそ」だ。此でよいのだ。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「おもしろき
野
(
ヌ
)
をば
勿
(
ナ
)
焼きそ」だ。此でよいのだ。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
をち方のあは
野
(
ヌ
)
の
雉子
(
キヾシ
)
とよもさず……
叙景詩の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“野”の意味
《名詞》
(の)農耕や営林といった経済的活動にほとんど利用されていない、比較的平坦な土地。
(ヤ)政権を握っていない立場。
(出典:Wiktionary)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“野”を含む語句
上野
曠野
野猪
小野
野面
荒野
野合
野宿
吉野
大野
野生
田野
野球
印南野
新野
野原
野路
野郎
高野
広野
...