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避
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さく
ふりがな文庫
“
避
(
さく
)” の例文
昼間の程は
勗
(
つと
)
めて
籠
(
こも
)
りゐしかの
両個
(
ふたり
)
の、夜に入りて後
打連
(
うちつ
)
れて入浴せるを伺ひ知りし貫一は、例の
益
(
ますま
)
す人目を
避
(
さく
)
るならんよと
念
(
おも
)
へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
○英国王、其国法ヲ会議スル場所ヲ不都合ナル遠地ニ設ケテ人民ノ議論ヲ
避
(
さく
)
ルハ、人ヲシテ奔走ニ疲レ余議ナク其法ニ従ハシメント欲スルナリ。
アメリカ独立宣言
(新字旧仮名)
/
トマス・ジェファーソン
(著)
○法性坊
尊意
(
そんい
)
叡山
(
えいざん
)
に在し時 菅神の
幽灵
(
いうれい
)
来り我
冤謫
(
むしつのながされ
)
の
夙懟
(
ふるきうらみ
)
を
償
(
むくはん
)
とす、願くは師の道力をもつて
拒
(
こばむ
)
ことなかれ。尊意曰、
卒土
(
そつと
)
は皆王民なり、我もし
皇
(
みかど
)
の
詔
(
みことのり
)
をうけ玉はらば
避
(
さく
)
るに所なし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
天の
作
(
な
)
せる
禍
(
わざは
)
ひは猶去可し自から
作
(
な
)
せる禍ひは
避
(
さく
)
可からずとは雖も爰に
寶永
(
はうえい
)
七年九月廿一日北の町奉行中山
出雲守殿
(
いづものかみどの
)
の掛りにて
奸賊
(
かんぞく
)
村井長庵が惡計に
陷入
(
おちい
)
り遂には
寃
(
むじつ
)
横難
(
わうなん
)
に罹り
入牢
(
じゆらう
)
し果は
牢死
(
らうし
)
に及びぬる彼道十郎は
舊
(
もと
)
吉良家
(
きらけ
)
の
藩士
(
はんし
)
なる
岩瀬舍人
(
いはせとねり
)
とて御近習へ出仕し天晴武文も心懸有し者なりしが不※した事の
譯柄
(
わけがら
)
にて今は浪人と
成
(
なり
)
名
(
な
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
若
(
も
)
し吾が直行の行ふところをもて
咎
(
とが
)
むべしと為さば、誰か有りて
咎
(
とが
)
められざらん、しかも
猶
(
なほ
)
甚
(
はなはだし
)
きを為して天も憎まず、命も
薄
(
うす
)
んぜず、応報もこれを
避
(
さく
)
るもの有るを見るにあらずや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
○法性坊
尊意
(
そんい
)
叡山
(
えいざん
)
に在し時 菅神の
幽灵
(
いうれい
)
来り我
冤謫
(
むしつのながされ
)
の
夙懟
(
ふるきうらみ
)
を
償
(
むくはん
)
とす、願くは師の道力をもつて
拒
(
こばむ
)
ことなかれ。尊意曰、
卒土
(
そつと
)
は皆王民なり、我もし
皇
(
みかど
)
の
詔
(
みことのり
)
をうけ玉はらば
避
(
さく
)
るに所なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
こは何事と
駭
(
おどろ
)
ける貫一は、身を
避
(
さく
)
る
暇
(
いとま
)
もあらず三つ四つ撃れしが、
遂
(
つひ
)
に取つて抑へて両手を働かせじと為れば、
内俯
(
うつぷし
)
に引据ゑられたる満枝は、物をも言はで彼の
股
(
もも
)
の
辺
(
あたり
)
に
咬付
(
かみつ
)
いたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
避
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
“避”を含む語句
退避
避暑
逃避
避難所
忌避
避病院
日避
避暑客
避難者
神避
逃避的
遠避
避穀丸
雷避
避難
避雷針
回避
火避地
避寒
片避
...