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片避
ふりがな文庫
“片避”の読み方と例文
読み方
割合
かたよ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたよ
(逆引き)
一議
(
いちぎ
)
に及ばず、
草鞋
(
わらじ
)
を上げて、道を左へ
片避
(
かたよ
)
けた、足の底へ、草の根が
柔
(
やわらか
)
に、
葉末
(
はずえ
)
は
脛
(
はぎ
)
を隠したが、
裾
(
すそ
)
を引く
荊
(
いばら
)
もなく、
天地
(
てんち
)
閑
(
かん
)
に、虫の
羽音
(
はおと
)
も聞えぬ。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しろじろと埃あげくる道の風やや
片避
(
かたよ
)
けて旅ごころあり
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
泥濘
(
ぬかるみ
)
は薄日の
土囲
(
どゐ
)
に
片避
(
かたよ
)
けて人影
顕
(
た
)
つかそのほつほつに
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
片避(かたよ)の例文をもっと
(3作品)
見る
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
避
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
“片”で始まる語句
片
片隅
片手
片端
片頬
片方
片時
片側
片膝
片足
“片避”のふりがなが多い著者
北原白秋
泉鏡花