“かたよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カタヨ
語句割合
偏63.3%
片寄16.7%
偏寄10.0%
片避5.0%
偏倚3.3%
片撚1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大体において自分の意図に偏(かたよ)り過ぎるので、誰の作品を指揮しても「シュトラウス作曲」になるということは、当然免れ難いことであった。
其(その)うち年(とし)が段々(だん/\)片寄(かたよ)つて、夜(よる)が世界(せかい)の三分(さんぶん)の二(に)を領(りやう)する樣(やう)に押(お)し詰(つま)つて來(き)た。風(かぜ)が毎日(まいにち)吹(ふ)いた。其音(そのおと)を聞(き)いてゐる丈(だけ)でも、生活(ライフ)に陰氣(いんき)な響(ひゞき)を與(あた)へた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その上に場所が偏寄(かたよ)っていた。浅草公園はその頃も繁昌していたには相違なかったが、決して今日のようなものではなかった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しろじろと埃あげくる道の風やや片避(かたよ)けて旅ごころあり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
郎女の額(ぬか)の上の天井の光りの暈(かさ)が、ほの/″\と白んで来る。明りの隈はあちこちに偏倚(かたよ)つて、光りを竪にくぎつて行く。と見る間に、ぱつと明るくなる。そこに大きな花。真白な菫。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そうすると透き通るようにきれいになる。それを十六本、右撚(よ)りなら右撚りに、最初は出来ないけれども少し慣れると訳なく出来ますことで、片撚(かたよ)りに撚る。そうして一つ拵える。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)