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偏倚
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かたよ
ふりがな文庫
“
偏倚
(
かたよ
)” の例文
郎女の
額
(
ぬか
)
の上の天井の光の
暈
(
かさ
)
が、ほのぼのと白んで来る。明りの
隈
(
くま
)
はあちこちに
偏倚
(
かたよ
)
って、光りを
竪
(
たて
)
にくぎって行く。と見る間に、ぱっと明るくなる。そこに大きな花。蒼白い
菫
(
すみれ
)
。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
郎女の
額
(
ぬか
)
の上の天井の光りの
暈
(
かさ
)
が、ほの/″\と白んで来る。明りの隈はあちこちに
偏倚
(
かたよ
)
つて、光りを竪にくぎつて行く。と見る間に、ぱつと明るくなる。そこに大きな花。真白な菫。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“偏倚”の意味
《名詞》
一方に偏ること。
(出典:Wiktionary)
偏
常用漢字
中学
部首:⼈
11画
倚
漢検1級
部首:⼈
10画
“偏”で始まる語句
偏
偏頗
偏屈
偏僻
偏狭
偏執
偏執狂
偏見
偏袒
偏窟