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遊客
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いうかく
ふりがな文庫
“
遊客
(
いうかく
)” の例文
唐土
(
もろこし
)
に
是
(
これ
)
を
火井
(
くわせい
)
といふ。
近来
(
きんらい
)
此地獄谷に家を作り、
地火
(
ちくわ
)
を以て
湯
(
ゆ
)
を
燂
(
わか
)
し、
客
(
きやく
)
を
待
(
まち
)
て
浴
(
よく
)
さしむ、夏秋のはじめまでは
遊客
(
いうかく
)
多し。此火井他国にはきかず、たゞ越後に多し。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
唯
(
た
)
だ一体に清潔なのと観望に富んで居るのとが
遊客
(
いうかく
)
を喜ばせる。
永代
(
えいたい
)
供養を捧げる
富家
(
ふか
)
の信者が在住支那人中に多いと見えて
何
(
いづ
)
れの堂にも朱
蝋燭
(
らふそく
)
の
明
(
あかり
)
と香煙とを絶たない。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
盡くして呉ける故
僅
(
わづか
)
の
間
(
ま
)
に
曲輪
(
くるわ
)
の風も何時か
見習
(
みなら
)
ひ
樓主
(
あるじ
)
の悦び大方成らず依て丁字屋の
板頭
(
おしよく
)
名前
(
なまへ
)
丁山
(
ちやうざん
)
とこそ名付たれ
抑
(
そも
)
突出
(
つきだ
)
しの初めより通ひ
廓
(
くるわ
)
の
遊客
(
いうかく
)
は云ふも更なり仲の町の茶屋々々迄も
譽
(
ほめ
)
ものとせし位なれば日成らずして其の頃
屈指
(
ゆびをり
)
の全盛と成りし事
全
(
まつた
)
く
孝行
(
かうかう
)
の
徳
(
とく
)
にして神佛も
其赤心
(
そのまごころ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
唐土
(
もろこし
)
に
是
(
これ
)
を
火井
(
くわせい
)
といふ。
近来
(
きんらい
)
此地獄谷に家を作り、
地火
(
ちくわ
)
を以て
湯
(
ゆ
)
を
燂
(
わか
)
し、
客
(
きやく
)
を
待
(
まち
)
て
浴
(
よく
)
さしむ、夏秋のはじめまでは
遊客
(
いうかく
)
多し。此火井他国にはきかず、たゞ越後に多し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
其れに湖は
未
(
ま
)
だ凍らずに
好
(
い
)
い
御納戸
(
おなんど
)
色を
湛
(
たゝ
)
へ、
最
(
も
)
う
遊客
(
いうかく
)
の帰つて
仕舞
(
しま
)
つた湖畔の別荘やホテルがいろいろに
数奇
(
すき
)
を凝らした美しい建築を静かに湖水に映して居たのは目も
覚
(
さ
)
める心地がした。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
“遊客”の意味
《名詞》
遊客(ゆうかく、ゆうきゃく)
仕事をせずに遊んでいる人。
遊覧の客。
旅人。旅客。
遊郭で遊ぶ人。
(出典:Wiktionary)
遊
常用漢字
小3
部首:⾡
12画
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
“遊”で始まる語句
遊
遊蕩
遊山
遊女
遊戯
遊廓
遊弋
遊行
遊惰
遊説