-
トップ
>
-
丁山
読み方 | 割合 |
ちやうざん | 50.0% |
ちょうざん | 50.0% |
盡くして呉ける故
僅の
間に
曲輪の風も何時か
見習ひ
樓主の悦び大方成らず依て丁字屋の
板頭名前丁山とこそ名付たれ
抑突出しの初めより通ひ
廓の
遊客は云ふも更なり仲の町の茶屋々々迄も
譽ものとせし位なれば日成らずして其の頃
屈指の全盛と成りし事
全く
孝行の
徳にして神佛も
其赤心を
その芝居へ出てくる、
葛城太夫と、
丁山という二人の遊女が、吉原全盛期の、おなじ
張と
意気地をたっとぶ女を出して、太夫と二枚目、品位と
伝法との型を対立させて見せてくれた。