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火井
唐土には此火を
火井とて、
博物志或は
瑯瑘代酔に見えたる
雲台山の火井も此地獄谷の火のごとくなれども、事の
洪大なるは此谷の火に
勝らず。
唐土には此火を
火井とて、
博物志或は
瑯瑘代酔に見えたる
雲台山の火井も此地獄谷の火のごとくなれども、事の
洪大なるは此谷の火に
勝らず。
唐土に
是を
火井といふ。
近来此地獄谷に家を作り、
地火を以て
湯を
燂し、
客を
待て
浴さしむ、夏秋のはじめまでは
遊客多し。此火井他国にはきかず、たゞ越後に多し。