トップ
>
要
>
もと
ふりがな文庫
“
要
(
もと
)” の例文
はた「智慧さへ、
追憶
(
おもひで
)
さへ、深き悲みには
要
(
もと
)
むるところなし、たゞ一事の学びえて忘られぬあるのみ、この野の小草こそは一茎三花を着けたれ。」
抒情詩に就て
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
汝なほ
食卓
(
つくゑ
)
に向ひてしばらく坐すべし、汝のくらへる
硬
(
かた
)
き
食物
(
くひもの
)
はその
消化
(
こな
)
るゝ爲になほ助けを
要
(
もと
)
むればなり 三七—三九
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
公子
後
(
しりへ
)
より、汝等は我が夫人の手を
拉
(
ひ
)
きて同じ戲をなすことを
要
(
もと
)
むるにやといふとき、ジエンナロは直に歩を
駐
(
とゞ
)
めたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
弄
(
もてあそ
)
ビテ光瞥瞥タリ/雲ハ残日ヲ
籠
(
こ
)
メテ影凄凄タリ/寒蔬ハ
儘
(
ことごと
)
ク園官ノ贈ル有リ/鮮鯽何ゾ膾手ノ批ヲ労サン/
聞説
(
きくなら
)
ク摂船多ク酒ヲ運ブト/
也
(
また
)
要
(
もと
)
ム一勺吾ガ臍ニ到ルヲ〕
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
わが
要
(
もと
)
めは
空
(
むな
)
しからず、予はわが深き至情の宮居にわが神
在
(
いま
)
しぬと感じて幾たびか其の光明に心
跳
(
をど
)
りけむ。吾が見たる神は、最早
向
(
さ
)
きの因襲的偶像、又は抽象的理想にはあらざりし也。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
▼ もっと見る
我曰ふ、あゝ師よ、これいかなる事の
態
(
さま
)
ぞや、汝だに路を知らば我何ぞ
道案内
(
みちしるべ
)
を
要
(
もと
)
むべき、願はくはこれによらで我等のみ行かむ 一二七—一二九
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
自
(
みづ
)
から
恣
(
ほしひまゝ
)
にする歡樂悲愁のおもひは一字に溢れ一句に漲る、かくて單純な言葉の秘密、簡淨な格調の生命は殘る隈なくこゝに發現したのである。島崎氏はこの外に何者をも
要
(
もと
)
めなかつた。
新しき声
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
一は
殊
(
こと
)
に價
貴
(
たふと
)
し、されど一は
纈
(
むすび
)
を
解
(
ほぐ
)
すものなるがゆゑにあくるにあたりて極めて大なる
技
(
わざ
)
と
智
(
さとり
)
を
要
(
もと
)
む 一二四—一二六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
あたかも力を盡して圓を
量
(
はか
)
らんとつとめつゝなほ己が
要
(
もと
)
むる原理に思ひいたらざる
幾何學者
(
きかがくしや
)
の如く 一三三—一三五
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
“要”を含む語句
必要
不要
要求
肝要
要素
要領
要慎
要用
要之
主要
重要
緊要
要所
要約
大要
要諦
不得要領
要心
要訣
要害
...