“處理(しより)” の例文
新字:処理
十幾年前(いくねんまへ)には一切(さい)を死(し)んだお袋(ふくろ)が處理(しより)してくれたのであつたが、今度(こんど)は勘次(かんじ)も居(ゐ)ないしでお品(しな)は生計(くらし)の心配(しんぱい)もしなくては居(ゐ)られなかつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
化學藥品(かがくやくひん)油類(ゆるい)の發火(はつか)に對(たい)しては、燃燒(せんしよう)を妨(さまた)げる藥品(やくひん)を以(もつ)て、處理(しより)する方法(ほう/\)もあるけれども、普通(ふつう)の場合(ばあひ)には砂(すな)でよろしい。もし蒲團(ふとん)、茣蓙(ござ)が手近(てぢか)にあつたならば、それを以(もつ)て被(おほ)ふことも一法(いちほう)である。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
偶然(ぐうぜん)に起(おこ)つた彼(かれ)の破廉耻(はれんち)な行爲(かうゐ)が俄(にはか)に村落(むら)の耳目(じもく)を聳動(しようどう)しても、兎(と)にも角(かく)にも一家(か)を處理(しより)して行(ゆ)かねばならぬ凡(すべ)ての者(もの)は、彼等(かれら)に共通(きようつう)な聞(き)きたがり知(し)りたがる性情(せいじやう)に驅(か)られつゝも
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)