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華盛頓
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ワシントン
ふりがな文庫
“
華盛頓
(
ワシントン
)” の例文
太平洋沿岸に於て日本人を苦しめるから、
華盛頓
(
ワシントン
)
政府があまり手厳しいというので軟らかにしようと思っても、なかなかむつかしい。
平和事業の将来
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
其処
(
そこ
)
へ
甲比丹
(
カピテン
)
ブルックが
行
(
いっ
)
て、大に歓迎しようではないかと相談を掛けると、
華盛頓
(
ワシントン
)
に
伺
(
うかが
)
うた上でなければ出来ないと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
列強の大艦巨砲競争と似たような原因結果である事は疑われぬ。只、これを制限する
華盛頓
(
ワシントン
)
会議がない代りに、讃美する新東京人があるだけ違う。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
道楽といふのは、
閑
(
ひま
)
があると、内閣の大臣とか、自分の友達とかと連れ立つて、
華盛頓
(
ワシントン
)
の
市街
(
まち
)
を散歩した事だ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それは軍備縮少の徹底的主張とか、生存権の脅威から来る社会的罪悪の諸相観とか、
華盛頓
(
ワシントン
)
会議と軍備制限とか、そう云うような見出しを置いた評論文であった。
蟇の血
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
沙港の
華盛頓
(
ワシントン
)
大学の学生は、go-getting の気性がさかんで、
加奈陀
(
カナダ
)
に
伐木夫
(
ランバージャック
)
に傭われたりアラスカの
袖珍工場
(
ポケットキャナリー
)
へ行ったりするが、学生のシイズンは二
南部の鼻曲り
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
既に十有余日山中なる塩湖と云へる市府に
淹留
(
えんりゅう
)
、空しく
曠日
(
こうじつ
)
未
(
いま
)
だ
華盛頓
(
ワシントン
)
府に達する
能
(
あた
)
はず……現今英米両国の間に起りたる“アラバマ”一条
頗
(
すこぶ
)
る困難の事情に至り
黒田清隆の方針
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
「
華盛頓
(
ワシントン
)
論」というハイカラな問題を出したりして、儒者先生たちはその問題を見て、かえって自分たち生徒に、華盛頓って、どんな事だい、とこっそり尋ねる始末であった。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
其の停車場は、北米合衆国の首府である
華盛頓
(
ワシントン
)
の方へ行く鉄道の起点なので、東京駅などよりはずうっと大きな建物の中は、何時行って見ても沢山の旅客で一杯に成っています。
私の見た米国の少年
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
これに反して
華盛頓
(
ワシントン
)
府を始め各州の首都に至ればフロックコートきたる人多し。フロックコートに用る帽子は
必
(
かならず
)
シルクハットなるべし。欧洲にてはモーニングコートに高帽子を冠るもの
尠
(
すくな
)
からず。
洋服論
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
何喰わぬ顔をして翌る朝、台湾館へ帰って来ると直ぐに
華盛頓
(
ワシントン
)
の大使に頼んで、
紐育
(
ニューヨーク
)
のプレーグっていう腕っこきの警察官に頼んだものだそうです。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
キヤノン爺さんが、ある時
華盛頓
(
ワシントン
)
へ
態々
(
わざ/\
)
自分を訪れて来た田舎の選挙人を御馳走した事があつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
この
間
(
あいだ
)
遣
(
や
)
って来た米国野球商売人の始球式には、我輩も大いに進んで球を
投
(
ほう
)
って遣った次第である、
華盛頓
(
ワシントン
)
の学生といい、リーチ・オール・アメリカンといい、その
技倆
(
ぎりょう
)
はとにかく
運動
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
ワシントンの子孫如何と問う所で私が
不図
(
ふと
)
胸に浮かんで
或人
(
あるひと
)
に
聞
(
きい
)
て見たのは
外
(
ほか
)
でない、今
華盛頓
(
ワシントン
)
の子孫は
如何
(
どう
)
なって居るかと尋ねた所が、その人の
云
(
い
)
うに、華盛頓の子孫には女がある
筈
(
はず
)
だ
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
米国の
華盛頓
(
ワシントン
)
であつた事。——ある日、土地で名高い判事のKといふ男が、
予
(
かね
)
て
顔昵懇
(
かほなじみ
)
の肉屋の店さきを通りかゝると、でつぷり肥つた店の主人が、いつもの愛嬌笑ひをしい/\
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ちょうど
華盛頓
(
ワシントン
)
が兵を挙げたのもこれと同様で、
謀叛
(
むほん
)
ではない。人間には独立すべき自然の権利がある。一つのライトがある。独立の宣言書を見ると、韻を踏んで書いてある。よほど文章家である。
平和事業の将来
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
その自動車王が昨年だつたか、夏の
真中
(
まなか
)
に友達のいくたりかと一緒に、自分の
持地
(
もちち
)
である
華盛頓
(
ワシントン
)
州のある森へ野宿に出かけたことがあつた。森に着くと、自動車王はすぐにシヤツ一枚になつた。
茶話:06 大正十一(一九二二)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
米国は
華盛頓
(
ワシントン
)
市のWIといふ名高い料理屋に、ある日の事、孔雀のやうに
盛粧
(
めか
)
し込むだ婦人が入つて来た。
入口
(
いりくち
)
の
扉
(
と
)
の
側
(
そば
)
に立つてゐたのは折目の正しい、仕立おろしの流行服を着込むだ紳士だつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“華盛頓”の意味
《固有名詞》
華 盛 頓(わしんとん)
「ワシントン」の漢字表記。
(出典:Wiktionary)
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
盛
常用漢字
小6
部首:⽫
11画
頓
常用漢字
中学
部首:⾴
13画
“華盛”で始まる語句
華盛東