“ワシントン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:わしんとん
語句割合
華盛頓70.0%
華府10.0%
聖東5.0%
華盛東5.0%
華聖頓5.0%
話聖東5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処そこ甲比丹カピテンブルックがいって、大に歓迎しようではないかと相談を掛けると、華盛頓ワシントンうかがうた上でなければ出来ないと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
華府ワシントンを根拠にしてマウント・ウェザーの気象台などを見物して、帰ってくると非常な暑さで道路のアスファルトはあめのようになり、馬が何頭倒れたといううわさである。
(新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
象山また復書を持ちて夷国に到らんと欲す、則ち曰く、「微臣別に謀を伐つの策あり、いずくんぞ風船を得て聖東ワシントンに下らん」と。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
城下ちかいを為すの恥を思わず、かえって忠貞をとらえて忌疑きぎを抱く。白映ペートルさかいを議す長崎の港、聖東ワシントン地をる下田のはま
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
横井の理想的人物は、華盛東ワシントンにあり、佐久間の理想的人物は彼得ペートルにあり、奈破翁ナポレオンにあり。横井は曰く、「堯舜孔子の道を明らかにし、西洋器械の術を尽くす」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
蒸気車にのってあの地峡ちきょうえて、向側むこうがわに出て又船に乗て、丁度三月十九日に紐育ニューヨークに着き、華聖頓ワシントン落付おちついて、取敢とりあえず亜米利加の国務卿にうて例の金の話を始めた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
話聖東ワシントンのこと起り、蘭夷の報ずるところを聞けば則ち曰く、「いま礮台ほうだい海潯かいじんめぐらすを見ざれば、南風四月はなはだ心にかかる」。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)