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茶代
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ちやだい
ふりがな文庫
“
茶代
(
ちやだい
)” の例文
名
(
な
)
を
彌次郎兵衞
(
やじろべゑ
)
といふ
小田原通
(
をだはらつう
)
、アイお
茶代
(
ちやだい
)
を
置
(
お
)
いたよ、とヅイと
出
(
で
)
るのに、
旅
(
たび
)
は
早立
(
はやだち
)
とあつて
午前六時
(
ごぜんろくじ
)
に
搖起
(
ゆりおこ
)
された
眠
(
ねむ
)
い
目
(
め
)
でついて
行
(
ゆ
)
く。
城の石垣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
わづかの
茶代
(
ちやだい
)
に
換
(
か
)
へ
得
(
え
)
らるゝものならず、
此園
(
このゑん
)
はそもいかにして
誰
(
だれ
)
が開きしぞ。
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
持來りしかば半四郎イヤ釣はいらぬ夜中に
騷
(
さわ
)
がした
茶代
(
ちやだい
)
に
取置
(
とりおく
)
べしといひ
捨
(
すて
)
夫より盜人に向ひ汝よく聞け此程より彼是と二兩ばかりは遣ひしならんが
何商賣
(
なにしやうばい
)
にても
儲
(
まう
)
け
而已
(
のみ
)
あるものでなし時々
見込違
(
みこみちが
)
ひにて
損
(
そん
)
もすることあり
然
(
さ
)
れば今度から能々人の
目利
(
めきゝ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
まだお
茶代
(
ちやだい
)
も
差上
(
さしあ
)
げないのに、
相濟
(
あひす
)
まない、
清
(
きよ
)
らかな
菓子器
(
くわしき
)
の
中
(
なか
)
は、ほこりのかゝらぬ
蒸菓子
(
むしぐわし
)
であつた。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
處
(
ところ
)
で、一
錢
(
せん
)
たりとも
茶代
(
ちやだい
)
を
置
(
お
)
いてなんぞ、
憩
(
やす
)
む
餘裕
(
よゆう
)
の
無
(
な
)
かつた
私
(
わたし
)
ですが、……
然
(
さ
)
うやつて
賣藥
(
ばいやく
)
の
行商
(
ぎやうしやう
)
に
歩行
(
ある
)
きます
時分
(
じぶん
)
は、
世
(
よ
)
に
無
(
な
)
い
兩親
(
りやうしん
)
へせめてもの
供養
(
くやう
)
のため、と
思
(
おも
)
つて
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“茶”で始まる語句
茶
茶碗
茶店
茶屋
茶釜
茶箪笥
茶漬
茶筅
茶色
茶褐色