“早立”の読み方と例文
読み方割合
はやだち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彌次郎兵衞やじろべゑといふ小田原通をだはらつう、アイお茶代ちやだいいたよ、とヅイとるのに、たび早立はやだちとあつて午前六時ごぜんろくじ搖起ゆりおこされたねむでついてく。
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おらアな、昨夜ゆうべの内にお百度を済まして、うやら気がかれるから、今朝早立はやだちにして、十八里の道を急ぎ急いでもうちっと早くと思ったが、生憎あいにくの大雨で道も捗取はかどらず、到頭とうとう夜半よなかになっちまった
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いくら早立はやだちといっても、まだ人影もない真夜半まよなか
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)