“真夜半”の読み方と例文
旧字:眞夜半
読み方割合
まよなか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遅いにも程があるが、猛火のさかんな真夜半まよなか頃となって、恐怖と狼狽の底におとされた叡山の代表者は、信長の陣へ使いをたてて
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は真夜半まよなかに、地下室の蒲団ふとんの中で、ふと目を覚まし、高い窓からさし込む月の光を見て、何かしらハッとして、思わず起き上りました。
目羅博士の不思議な犯罪 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
船に飽きた人々は皆な不平を言つたが、しかし真夜半まよなかに東京に着いても仕方がなかつた。むなく此処ここで待つことにした。
(新字旧仮名) / 田山花袋(著)