“夜半過”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よなかすぎ66.7%
やはんすぎ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして夜半過よなかすぎに眼をさまして見ると自分の次ぎの床には、例の醜男が口をあんぐりけて眠つてゐた。
養母はその居間にこもってしまい、不動明王を一心不乱に拝むことで、口に何ごとか念じつゝ床の間にかけた火炎の像の前に礼拝して十時となり十一時となり、時には夜半過よなかすぎに及ぶのです、居間のうち
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
秋の夜ごとにふけ行く夜半過やはんすぎわけて雨のやんだ後とて庭一面こおろぎの声をかぎりと鳴きしきるのにわたしはつかれぬままそれからそれといろいろの事を考えた。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)