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練馬
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ねりま
ふりがな文庫
“
練馬
(
ねりま
)” の例文
男の車は
池袋
(
いけぶくろ
)
から
豊島園
(
としまえん
)
をすぎて、
練馬
(
ねりま
)
区の畑の中へはいっていきました。もうそのころは、日がくれて、あたりはまっくらでした。
電人M
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その晩
親仁
(
おやじ
)
の松蔵が
練馬
(
ねりま
)
へ行くはずだから、疑いは万に一つも親仁へ懸るはずはないと思い込み、犬まで殺して仕事に取りかかったが
銭形平次捕物控:121 土への愛着
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「もう
直
(
じき
)
に、
練馬
(
ねりま
)
の、
豊島園
(
としまえん
)
の裏へつくった
家
(
うち
)
へ越すので『女人芸術』のと、あなたのとの
判
(
はん
)
をこしらえてあげたいって。」
江木欣々女史
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
切りたるぞ
疾
(
はや
)
く
捕
(
とら
)
へ給はれと云ふ間あらせず重四郎は心得たりと一
刀
(
たう
)
閃
(
ひら
)
りと拔より早く
練馬
(
ねりま
)
藤兵衞を
後背
(
うしろ
)
よりばつさり
袈裟掛
(
けさがけ
)
に切放しければ是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「地大根」と称えるは、堅く、短く、
蕪
(
かぶ
)
を見るようで、
荒寥
(
こうりょう
)
とした土地でなければ産しないような野菜である。お雪はそれを白い「
練馬
(
ねりま
)
」に交ぜて買った。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
練馬
(
ねりま
)
あたりから雇い入れた女中ではあるが、この女中は少しく
痴呆性
(
ちほうせい
)
の女で、それに
聾
(
つんぼ
)
ときているから、化物屋敷にいて、化物の物凄いことを感得することができません。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
今宵のお寺は、
練馬
(
ねりま
)
の
宇定寺
(
うていじ
)
で、覘う一件は、唐の国から伝来の
阿弥陀如来像
(
あみだにょらいぞう
)
であった。月はかなりふくらんで中天に光を放ち、どこからともなく花の香のする春の宵であった。
奇賊悲願:烏啼天駆シリーズ・3
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
大亀は、
練馬
(
ねりま
)
へ出てしまっていた。板橋街道から本郷森川口の方へ向ってくる所で、初めて阿能は? ——と見まわしたが、どこでわかれてしまったか、かれの姿は前にも後にも見えなかった。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あとは下男の寅藏といふのが居りますが、これは六七日前から
練馬
(
ねりま
)
の實家へ親が病氣で歸つて居ります」
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
立去んとて雲を霞と駈出しける扨又金兵衞の子分八田
掃部
(
かもん
)
練馬
(
ねりま
)
藤兵衞
三加尻
(
みかじり
)
茂助の三人は
跡
(
あと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そんなこと言ったことのない人でしたが、よっぽどさびしくなったのだと見えて、
練馬
(
ねりま
)
の
宅
(
うち
)
には離れも二ツあるから、一緒に住まないかとも言いました。二男を子にくれないかともいいました。
江木欣々女史
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
あの
練馬
(
ねりま
)
あたりの大根を見た目には、これでも大根かと思われるほど、ずっと形もちいさく、色もそれほど白くなく、葉を切り落とした根元のところはかぶのような赤みがかった色のものです。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
いつか、道はもう
練馬
(
ねりま
)
の里。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、お前にも恐しい當て違ひがあつた。——その晩親仁の松藏が
練馬
(
ねりま
)
へ行く筈だから、疑ひは萬に一つも親仁へ懸る筈はないと思ひ込み、犬まで殺して仕事に取かゝつたが、運惡く親仁の松藏が腹痛を
銭形平次捕物控:121 土への愛著
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
隱しませう
其品
(
そのしな
)
は
葬禮
(
さうれい
)
の時の
納
(
をさ
)
め物なれども
然樣
(
さやう
)
申上なば御
疑
(
うたが
)
ひが
懸
(
かゝ
)
らうかと存じ
重代
(
ぢうだい
)
の品と申上しかど
實
(
じつ
)
は
死人
(
しにん
)
の
納
(
をさ
)
め物なりと申ければ役人
扨々
(
さて/\
)
爾
(
なん
)
ぢは不屆き者なり此脇差は
中仙道
(
なかせんだう
)
鴻の巣の鎌倉屋金兵衞と云者の
所持
(
しよぢ
)
の品にて其子分なる
練馬
(
ねりま
)
藤
(
とう
)
兵衞と云者に
貸遣
(
かしつかは
)
したる脇差なり然る所其
後
(
ご
)
右
(
みぎ
)
藤兵衞
等
(
ら
)
外
(
ほか
)
二人の
行衞
(
ゆくゑ
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「氣の毒だが八、もう一度
練馬
(
ねりま
)
へ行つてくれないか」
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
練馬
(
ねりま
)
の文七の兄のところに居ります」
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
練
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
“練馬”で始まる語句
練馬区
練馬大根