“ねりま”の漢字の書き方と例文
語句割合
練馬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切りたるぞはやとらへ給はれと云ふ間あらせず重四郎は心得たりと一たうひらりと拔より早く練馬ねりま藤兵衞を後背うしろよりばつさり袈裟掛けさがけに切放しければ是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「地大根」と称えるは、堅く、短く、かぶを見るようで、荒寥こうりょうとした土地でなければ産しないような野菜である。お雪はそれを白い「練馬ねりま」に交ぜて買った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
練馬ねりまあたりから雇い入れた女中ではあるが、この女中は少しく痴呆性ちほうせいの女で、それにつんぼときているから、化物屋敷にいて、化物の物凄いことを感得することができません。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)