結構けつかう)” の例文
『それは眞個ほんとう結構けつかうことだわ』とあいちやんは分別ふんべつありげにつて、『けど、それなら——それでもおなかかないかしら』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
中西屋なかにしや結構けつかうです、近來きんらい益〻ます/\いやうです。さうだねきみ。』と兔角とかく言葉ことばすくない鈴木巡査すゞきじゆんさ贊成さんせいもとめた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
『いや、あがらんで其儘そのまゝい。りにくのだから、フアーマーが結構けつかうだ』と東皐氏とうくわうしはいふ。
それをまもつくのは至極しごく結構けつかうでありますが、如何いかにせん無味乾燥むみかんさうなる一ぺん規則きそくでは銘々めい/\好都合かうつがふわからず、他人たにんから命令めいれいされたことのやうにおもはれて、往々わう/\規則きそく忽諸こつしよにするのふうがある。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
結構けつかうなことはない。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
『それは屹度きつと大層たいそう結構けつかう舞踏ぶたうちがひないわ』とあいちやんがおそる/\ひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)