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結構
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けつかう
『それは
眞個に
結構な
事だわ』と
愛ちやんは
分別ありげに
云つて、『けど、それなら——それでもお
腹は
空かないかしら』
『いや、
上らんで
其儘が
好い。
掘りに
行くのだから、フアーマーが
結構だ』と
東皐氏はいふ。
それを
守て
行くのは
至極結構でありますが、
如何せん
無味乾燥なる一
片の
規則では
銘々の
好都合が
解らず、
唯だ
他人から
命令された
事のやうに
思はれて、
往々其の
規則を
忽諸にするの
風がある。
『それは
屹度大層結構な
舞踏に
違ひないわ』と
愛ちやんが
恐る/\
云ひました。