“結構尽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっこうづくめ50.0%
けつこうづく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思えば結構尽けっこうづくめの御暮です。私は洋燈ランプの下で雑巾ぞうきんを刺し初めると、柏木のことが眼前めのまえに浮いて来て、毎晩癖のようになりました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
結構尽けっこうづくめの御身体は弱々しくなり、しんつかれ、風邪かぜも引き易くなって、朝はあくびばかりなさいました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
うもこの煎茶せんちやの器械からお茶碗ちやわんからお茶托ちやたくまで結構尽けつこうづくめ、中々なか/\お店やなにかでういふものを使ふお店は無い事で、うもお菓子までへられて恐入おそれいります
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)