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素速
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すばや
ふりがな文庫
“
素速
(
すばや
)” の例文
チャンウーは、もういちど
素速
(
すばや
)
い視線をあたりに投げると、ううんと深いいきを吸い、それからくいいるように、その半ペラに見入っていた。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
衣装
(
いしょう
)
を
脱
(
ぬ
)
がせて、
襦袢
(
じゅばん
)
を
脱
(
ぬ
)
がせて、
屏風
(
びょうぶ
)
のかげへ
這入
(
はい
)
ったおせんは、
素速
(
すばや
)
くおのが
着物
(
きもの
)
と
着換
(
きか
)
えた。と、この
時
(
とき
)
格子戸
(
こうしど
)
の
外
(
そと
)
から
降
(
ふ
)
って
湧
(
わ
)
いたように、
男
(
おとこ
)
の
声
(
こえ
)
が
大
(
おお
)
きく
聞
(
きこ
)
えた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
服従の
素速
(
すばや
)
き気転なり。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
が、もう一
度
(
ど
)
竹
(
たけ
)
五
郎
(
ろう
)
が、
鼻
(
はな
)
の
頭
(
あたま
)
を
引
(
ひ
)
ッこすって、ニヤリと
笑
(
わら
)
ったその
刹那
(
せつな
)
、
向
(
むこ
)
うから
来
(
き
)
かかった、八
丁堀
(
ちょうぼり
)
の
与力
(
よりき
)
井上藤吉
(
いのうえとうきち
)
の
用
(
よう
)
を
聞
(
き
)
いている
鬼
(
おに
)
七を
認
(
みと
)
めた千
吉
(
きち
)
は、
素速
(
すばや
)
く
相手
(
あいて
)
を
眼
(
め
)
で
制
(
せい
)
した。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
お春が
素速
(
すばや
)
く立ち上がろうとするのを、伝七はさり気なく留めた。
乳を刺す:黒門町伝七捕物帳
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
速
常用漢字
小3
部首:⾡
10画
“素”で始まる語句
素人
素
素直
素性
素振
素気
素朴
素足
素姓
素破