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たちばなし
ふりがな文庫
“
立話
(
たちばなし
)” の例文
島本
(
しまもと
)
は、ぼたんの
鉢
(
はち
)
を
老人
(
ろうじん
)
のところへ
持
(
も
)
つてきて、
庭
(
にわ
)
で
老人
(
ろうじん
)
と
立話
(
たちばなし
)
をしたというのですから、その
時
(
とき
)
に、
金魚
(
きんぎょ
)
を
見
(
み
)
たはずだと
思
(
おも
)
つたからです。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
と、
黄昏
(
たそがれ
)
の
出會頭
(
であひがしら
)
に、
黒板塀
(
くろいたべい
)
の
書割
(
かきわり
)
の
前
(
まへ
)
で、
立話
(
たちばなし
)
に
話
(
はな
)
しかけたが、こゝまで
饒舌
(
しやべ
)
ると、
私
(
わたし
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
て、
變
(
へん
)
な
顏色
(
かほつき
)
をして
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
与右衛門さんは評判の
長話家
(
ながばなしや
)
である。鍬を肩にして野ら仕事の出がけに鉢巻とって「
今日
(
こんにち
)
は」の
挨拶
(
あいさつ
)
からはじめて、三十分一時間の
立話
(
たちばなし
)
は、珍らしくもない。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
今三人の男が
立話
(
たちばなし
)
をしている場所は、地上から二十五メートルも離れた空間だ。
足場
(
あしば
)
がわりに鉄骨の
梁
(
はり
)
の上に懸け渡しただけの何枚かの板の上に立っているのだった。
秋空晴れて
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
主人夫婦と博士との
立話
(
たちばなし
)
が尽きない内に午後七時の
夕飯
(
ゆふめし
)
の時が来た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
となり
同士
(
どうし
)
だから、
時々
(
ときどき
)
口
(
くち
)
をきき
合
(
あ
)
う
仲
(
なか
)
で、ことに
一昨日
(
おととい
)
は、
私
(
わたし
)
が
丹精
(
たんせい
)
したぼたんの
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
いたものですから、それを
一鉢
(
ひとはち
)
わけて
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つてやり、
庭
(
にわ
)
でちよつとのうち、
立話
(
たちばなし
)
をしたくらいです。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞