“たちばなし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立談57.1%
立話35.7%
立咄7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで二人がみんなの邪魔にならないような小声の立談たちばなしを、二言三言取り換わした後で、百合子は約束通り男に送られてすぐ場外へ出た。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と、黄昏たそがれ出會頭であひがしらに、黒板塀くろいたべい書割かきわりまへで、立話たちばなしはなしかけたが、こゝまで饒舌しやべると、わたしかほて、へん顏色かほつきをして
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
どうかなされた事かと拾八九の赤ら顏紫めりんすと黒の片側帶氣にしつゝめづらしくくるまたのみに來たお三をつかまえて口も八町手も八町走るさすが車屋の女房の立咄たちばなし
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)