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立続
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たてつゞ
ふりがな文庫
“
立続
(
たてつゞ
)” の例文
旧字:
立續
青邨はいつだつたかの淡窓の答へを思ひ出して、
何
(
ど
)
うにも
合点
(
がつてん
)
の往かないらしかつた。で、
立続
(
たてつゞ
)
けに今一つの
質問
(
とひ
)
を投げ出した。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
就中
(
なかんづく
)
、わざ/\
東京
(
とうきやう
)
から
出張
(
でば
)
つて
来
(
き
)
た
親類
(
しんるゐ
)
のものは、
或
(
あるひ
)
は
慰
(
なぐさ
)
め、
或
(
あるひ
)
は
励
(
はげ
)
まし、
又
(
また
)
戒
(
いまし
)
めなどする
種々
(
いろ/\
)
の
言葉
(
ことば
)
を、
立続
(
たてつゞ
)
けに
嘵舌
(
しやべ
)
つたが、
頭
(
あたま
)
から
耳
(
みゝ
)
にも
入
(
い
)
れず……
暗闇
(
くらやみ
)
の
路次
(
ろじ
)
へ
入
(
はい
)
つて
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
わけて大観は上機嫌で
立続
(
たてつゞ
)
けに
盃
(
さかづき
)
を傾けてゐたが、座にゐる女達は
何
(
ど
)
うしたものか米華の方にばかし集まつて大観の前には
酒徳利
(
さかどくり
)
しか並んでゐなかつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
少し前の事だが、Kといふ若い法学士が夜更けて
或
(
ある
)
料理屋の門を出た。酒好きな上に酒よりも好きな
妓
(
をんな
)
を相手に夕方から
夜半
(
よなか
)
過ぎまで
立続
(
たてつゞ
)
けに
呷飲
(
あふ
)
りつけたので、
大分
(
だいぶん
)
酔つ払つてゐた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
何しろあの通りの駄文家の事だから、
例
(
いつも
)
の
長文句
(
ながもんく
)
で
立続
(
たてつゞ
)
けに口汚く
罵
(
のゝし
)
つたに相違ないが、一
頻
(
しきり
)
嵐が過ぎてしまふと、それでも一々記者の質問に答へて、自分の意見を聞かせて呉れたさうだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
神戸高商にはこんな人達が多いと見えて、或教授は歯医者へ行く途中、
咽喉
(
のど
)
が乾いて仕方がないので(学校教員だとて咽喉の
涸
(
かわ
)
かぬといふ法はない)
珈琲店
(
カフエー
)
へ飛び込んで、
立続
(
たてつゞ
)
けに紅茶を二杯飲んだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
と
舌鼓
(
したつゞみ
)
を打ちながら、幾杯も
立続
(
たてつゞ
)
けにそれを
煽飲
(
あふ
)
りつける。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
続
常用漢字
小4
部首:⽷
13画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞