積出つみだ)” の例文
世人せじん金解禁きんかいきん出來できたならば、正貨せいくわ急激きふげき巨額きよがく積出つみだされ、其結果そのけつくわ經濟界けいざいかい非常ひじやう打撃だげきあたへるとつて心配しんぱいしてるが
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
それについ種々いろ/\話があるが、の時死骸を荷足船にたりぶね積出つみだし、深川の扇橋から猿田船やえんだぶねへ移し、上乗うわのりをして古河の船渡ふなとあがり、人力車へ乗せて佐野まで往って仕事を仕ようとすると
石炭の採掘さいくつ積出つみだし、等によって急速に進展したのであるが、この唐人川の下流に砂金の宣伝によって出現した部落は、この発展の中心から全く置き忘れられたように、昔のままの姿であった。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
しかしながら日本にほん大正たいしやうねんから今日こんにちまで十二三年間ねんかん不自然ふしぜん經濟界けいざいかいれてるのであるから、今日こんにち巨額きよがく金貨きんくわ内地ないちから積出つみだされ、さうして通貨つうくわ急激きふげき減少げんせうするやうになれば
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
海外かいぐわい充分じうぶん資金しきんつてれば、内地ないちから正貨せいくわ積出つみだ場合ばあひに、これ爲替かはせつて決濟けつさいるとふことは何人なんびと承知しようちことであるから、なに正貨せいくわ流出りうしゆつ心配しんぱいすることもないのみならず
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)