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眞四角
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まつしかく
ふりがな文庫
“
眞四角
(
まつしかく
)” の例文
新字:
真四角
宗助
(
そうすけ
)
と
小六
(
ころく
)
が
手拭
(
てぬぐひ
)
を
下
(
さ
)
げて、
風呂
(
ふろ
)
から
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
た
時
(
とき
)
は、
座敷
(
ざしき
)
の
眞中
(
まんなか
)
に
眞四角
(
まつしかく
)
な
食卓
(
しよくたく
)
を
据
(
す
)
ゑて、
御米
(
およね
)
の
手料理
(
てれうり
)
が
手際
(
てぎは
)
よく
其上
(
そのうへ
)
に
並
(
なら
)
べてあつた。
手焙
(
てあぶり
)
の
火
(
ひ
)
も
出掛
(
でがけ
)
よりは
濃
(
こ
)
い
色
(
いろ
)
に
燃
(
も
)
えてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
時
(
とき
)
に
方國沴氏
(
はうこくてんし
)
、
眞四角
(
まつしかく
)
な
先生
(
せんせい
)
にて、すなはち
明州
(
みんしう
)
の
刺史
(
しし
)
たり。
忽
(
たちま
)
ち
僧
(
そう
)
を
捕
(
とら
)
へて
詰
(
なじ
)
つて
曰
(
いは
)
く、
汝
(
なんぢ
)
何
(
なん
)
の
姓
(
せい
)
ぞ。
恐
(
おそ
)
る/\
對
(
こたへ
)
て
曰
(
いは
)
く、
竺阿彌
(
ちくあみ
)
と
申
(
まをし
)
ますと。
方國
(
はうこく
)
僧
(
そう
)
をせめて
曰
(
いは
)
く、
汝
(
なんぢ
)
職分
(
しよくぶん
)
として
人
(
ひと
)
の
迷
(
まよひ
)
を
導
(
みちび
)
くべし。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
眞
部首:⽬
10画
四
常用漢字
小1
部首:⼞
5画
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
“眞”で始まる語句
眞
眞實
眞中
眞面目
眞白
眞赤
眞直
眞黒
眞似
眞個