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父上
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ちちうえ
ふりがな文庫
“
父上
(
ちちうえ
)” の例文
「
若君
(
わかぎみ
)
はもうお忘れでございましょうが、
去年
(
きょねん
)
、お
父上
(
ちちうえ
)
の
勝頼
(
かつより
)
さまに
似
(
に
)
た
僧侶
(
そうりょ
)
をおしたいなされて
菊亭家
(
きくていけ
)
へお
越
(
こ
)
しあそばしたことを」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わたくしは、このへやのなかにあるものを、けっしてあなたさまにお見せしないと、お
父上
(
ちちうえ
)
さまにお
約束
(
やくそく
)
したのでございます。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「でも、わたしは、おぼうさんはきらいです。お
父上
(
ちちうえ
)
は、どうして、わたしを、おぼうさんにしようとなさったのですか。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
さむらいの子は、
父
(
ちゃん
)
などというもんじゃアねえ。
父上
(
ちちうえ
)
といえ……という
左膳
(
さぜん
)
の
命
(
めい
)
を奉じて、つけなくてもいいところへ、盛んに父上をつけるので。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
父上
(
ちちうえ
)
も、どうかこちらへいらして、
親子
(
おやこ
)
いっしょにお
暮
(
く
)
らしくださいませんか。
私
(
わたし
)
どもも、まだ
子供
(
こども
)
のないうちに
孝行
(
こうこう
)
したいと
思
(
おも
)
います、というようなことが
書
(
か
)
いてありました。
とうげの茶屋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
『
父上
(
ちちうえ
)
とは
御
(
ご
)
一
緒
(
しょ
)
ではございませんか。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「さて、いよいよ、あなたさまのおうけつぎになった
財産
(
ざいさん
)
をごらんになるときがまいりました。お
父上
(
ちちうえ
)
さまのお
城
(
しろ
)
をご
案内
(
あんない
)
いたしましょう。」
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
お
父上
(
ちちうえ
)
は、りっぱな
学者
(
がくしゃ
)
だった。その
血
(
ち
)
をひいたおまえが、
勉強
(
べんきょう
)
はだいきらいだなんていって、はずかしいとおもわぬか。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「
天目山
(
てんもくざん
)
にて、お
父上
(
ちちうえ
)
とともにお
果
(
は
)
てあそばした
太郎信勝
(
たろうのぶかつ
)
さまよりお一つ下——
本年
(
ほんねん
)
お十六
歳
(
さい
)
にわたらせられる」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ウム! 宵の口まで、この穴のまわりをうろつき、
父上
(
ちゃん
)
、
父上
(
ちちうえ
)
! と左膳を呼ばわっていたかの少年!」
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「お約束は、かならずおまもりいたします。そして、お
父上
(
ちちうえ
)
さまにたいするのとおなじように、あなたさまにも、
命
(
いのち
)
をなげだして、
忠義
(
ちゅうぎ
)
をはげみたいとぞんじます。」
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
そこへすわれ、お
父上
(
ちちうえ
)
にかわって、おまえのしょうね(こころね)をたたきなおしてやるから。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
はるばる、
若君
(
わかぎみ
)
がここへ、お越しあそばしたのは、お
父上
(
ちちうえ
)
勝頼公
(
かつよりこう
)
をお迎えにまいったのだ。その
鎖駕籠
(
くさりかご
)
のうちに、お身をひそめたもうおん
方
(
かた
)
こそ、まぎれもなき
勝頼公
(
かつよりこう
)
と見た。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
父
(
ちゃん
)
?……
父上
(
ちちうえ
)
! 父上!」
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“父”で始まる語句
父
父親
父子
父母
父様
父娘
父御
父樣
父爺
父君