“鎖駕籠”の読み方と例文

読み方	割合
くさりかご	100.0%

くさりかご

「おお、してその僧侶（そうりょ）はどうしました。また、居士はなんで、かような姿をして、この鎖駕籠（くさりかご）のなかにはいっておいでになりましたか」

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

中にはさんでいく一挺（ちょう）の鎖駕籠（くさりかご）は——まさしく、桑名（くわな）の羽柴秀吉（はしばひでよし）へおくらんとする貴人（きじん）の僧形（そうぎょう）、武田勝頼（たけだかつより）が幽囚（ゆうしゅう）されているものと見られる。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

それのみか、呂宋兵衛が水に浮かして乗りさったと思えた鎖駕籠（くさりかご）は、一寸（すん）の場所もかえずに、もとのところにすえられてある。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

鎖	常用漢字 中学 部首:⾦ 18画
駕	漢検準1級 部首:⾺ 15画
籠	常用漢字 中学 部首:⽵ 22画