海上かいじよう)” の例文
それゆゑ海上かいじよううかんでゐる船舶せんぱくには其存在そのそんざいまた進行しんこうわかりかねる場合ばあひおほい。たゞしそれが海岸かいがん接近せつきんすると、比較的ひかくてききゆううしほ干滿かんまんとなつてあらはれてる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
してるとわたくしでなくとも、此樣こん想像さうざうおこるであらう、いま本船ほんせんあとふかの奇怪あやしふねあるひ印度洋インドやう大惡魔だいあくまかくれなき海賊船かいぞくせんで、先刻せんこくはるか/\の海上かいじようで、星火榴彈せいくわりうだんげ、火箭くわぜんとばして
かり地震豫報ぢしんよほう天氣豫報てんきよほう程度ていどたつしても、雨天うてんおいては雨着あまぎかさようするように、また暴風ぼうふうたいしては海上かいじよう警戒けいかい勿論もちろん農作物のうさくぶつ家屋かおくとうたいしても臨機りんき處置しよち入用にゆうようであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)