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此年
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このとし
ふりがな文庫
“
此年
(
このとし
)” の例文
此年
(
このとし
)
三の
酉
(
とり
)
まで
有
(
あ
)
りて
中
(
なか
)
一
日
(
にち
)
はつぶれしかど
前後
(
ぜんご
)
の
上天氣
(
じやうてんき
)
に
大鳥神社
(
おほとりじんじや
)
の
賑
(
にぎわ
)
ひすさまじく、
此處
(
こゝ
)
かこつけに
檢査塲
(
けんさば
)
の
門
(
もん
)
より
亂
(
みだ
)
れ
入
(
い
)
る
若人達
(
わかうどたち
)
の
勢
(
いきほ
)
ひとては
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
わたくしは
此年
(
このとし
)
から五六年、図らずも羇旅の人となつたが、明治四十一年の秋、重ねて来り見るに及んで、転た前度の劉郎たる思ひをなさねばならなかつた。
里の今昔
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「若い人がよく
失敗
(
しくじる
)
といふが、全く誠実と熱心が足りないからだ。
己
(
おれ
)
も多年の経験で、
此年
(
このとし
)
になる迄
遣
(
や
)
つて
来
(
き
)
たが、どうしても此二つがないと成功しないね」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
解
(
とい
)
てぞ
放
(
はな
)
しける徳太郎君は何となるべきと案じ
煩
(
わづら
)
ひ給ひしに
斯
(
かく
)
赦
(
ゆる
)
され
蘇生
(
そせい
)
せし心地し
這々
(
はう/\
)
の
體
(
てい
)
にて和歌山へ
立歸
(
たちかへ
)
り此後は
大人
(
おとなし
)
くぞなり給ひけるとなん
斯
(
かく
)
て徳太郎君
追々
(
おひ/\
)
成長
(
せいちやう
)
まし/\早くも十八歳になり給へり
此年
(
このとし
)
加納將監
江戸
(
えど
)
在勤
(
ざいきん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此年
(
このとし
)
をして
人樣
(
ひとさま
)
の
口入
(
くちい
)
れやら
手傳
(
てつだ
)
ひやら、
老耻
(
おひはぢ
)
ながらも
詮
(
せん
)
の
無
(
な
)
き
世
(
よ
)
を
經
(
へ
)
まする、
左
(
さ
)
れども
當
(
あ
)
て
無
(
な
)
しに
苦勞
(
くらう
)
は
出來
(
でき
)
ぬもの、つく/″\お
前
(
まへ
)
夫婦
(
ふうふ
)
の
働
(
はたら
)
きを
見
(
み
)
るに
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“此年”で始まる語句
此年中