“機轉”の読み方と例文
新字:機転
読み方割合
きてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊(こと)に秋(あき)の頃(ころ)に成(な)つてからは滅切(めつきり)機轉(きてん)も利(き)くやうになつて、死(し)んだお品(しな)に似(に)て來(き)たと他人(ひと)にはいはれるのであるが
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
たゞ公務(こうむ)の餘暇(よか)ある一團(いちだん)の士官(しくわん)水兵等(すいへいら)が吾等(われら)を唯(と)ある船室(せんしつ)に導(みちび)き、濡(ぬ)れたる衣服(きもの)を脱(ぬ)がせ、新(あたら)しき衣服(ゐふく)を與(あた)へ、中(なか)にも機轉(きてん)よき一士官(しくわん)は興奮(こうふん)の爲(ため)にと、急(いそ)ぎ「ブランデー」の一杯(ぱい)をさへ惠(めぐ)んで呉(く)れた。
ただ吩咐(いひつけ)ばかり聞(き)いて居(ゐ)るので自分(じぶん)の機轉(きてん)といふものが一向(かう)なかつたりするので酷(ひど)く齒痒(はがゆ)く思(おも)つて居(ゐ)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)