樹林じゆりん)” の例文
この樹林じゆりんは、ひのきすぎ松等まつとう優良いうれうなる建築材けんちくざいであるから、國民こくみん必然ひつぜんこれをつていへをつくつたのである。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
西にし神通川じんつうがは堤防ていばうもつかぎりとし、ひがし町盡まちはづれ樹林じゆりんさかひし、みなみうみいたりてき、きた立山りふざんふもとをはる。此間このあひだ見通みとほしの原野げんやにして、山水さんすゐ佳景かけいいふべからず。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
樹林じゆりんには榕樹がじゆまる赤榕樹あかうその蒲葵びろーやたこのきといつたものがさかんにそだつてそらをおほうてゐますが、なかでも榕樹がじゆまるはこのたい代表的だいひようてきなものですから、𤍠帶林ねつたいりんのことを榕樹帶がじゆまるたいともいひます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
り合ふ樹林じゆりん
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
いはんや太古たいこにありては、おそらく九十パーセントは樹林じゆりんであつたらうとおもはれる。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)