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ごくひ
ふりがな文庫
“
極秘
(
ごくひ
)” の例文
他人には
極秘
(
ごくひ
)
だが、おふくろへなら話してもかまうまい。問わず語りに、そういって自慢ばなしに
喋舌
(
しゃべ
)
るのだった。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尚
(
なお
)
以
(
もって
)
彼の
草稿
(
そうこう
)
は
極秘
(
ごくひ
)
に致し置、今日に至るまで二、三親友の外へは誰れにも見せ
不申候
(
もうさずそうろう
)
。
是亦
(
これまた
)
乍序
(
ついでながら
)
申上候
(
もうしあげそうろう
)
。以上。
瘠我慢の説:03 書簡
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
、
勝海舟
、
榎本武揚
(著)
しかもこの最地階へおりる入口は、
極秘
(
ごくひ
)
中の極秘になっていて、博士以外の者には分からないはずだった。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
すると
或時
(
あるとき
)
神様
(
かみさま
)
は、
汝
(
そち
)
の
胸
(
むね
)
に
懐
(
いだ
)
いていること
位
(
ぐらい
)
は、
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
もくわしく
判
(
わか
)
っているぞ、と
仰
(
おお
)
せられて、
私
(
わたくし
)
が
今
(
いま
)
まで
極秘
(
ごくひ
)
にして
居
(
お
)
った、ある
一
(
ひと
)
つの
事柄
(
ことがら
)
……
大概
(
たいがい
)
お
察
(
さっ
)
しでございましょうが
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
マンは、お葉と蛭子神社の境内で逢ったことは、隠さなかったけれども、話の内容については、
極秘
(
ごくひ
)
にした。自分一人の胸におさめていた。そして、金五郎には、奇妙な微笑を浮かべて
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
▼ もっと見る
惜
(
を
)
しからじ、願ふは
極秘
(
ごくひ
)
、かの
奇
(
く
)
しき
紅
(
くれなゐ
)
の夢
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
しかし、敵にとっても、味方にとっても、
極秘
(
ごくひ
)
のうちに、それが、進められていたのは、いうまでもない。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いや、展覧会場ではない、これは針目博士が、他人にのぞかせることをきらっている密室のひとつなのであるから、
極秘
(
ごくひ
)
の生きている
標本室
(
ひょうほんしつ
)
といった方がいいのだろう。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
、私は調べてみましたが、それはどうやらメキシコで発明された
極秘
(
ごくひ
)
のBB火薬らしいのです。この火薬の秘密が、何者かの手によって外へ洩れて大問題になっているのです
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
メキシコで発明された
極秘
(
ごくひ
)
の新火薬BB火薬のことは前にのべた。BB火薬はすこぶる爆破力が大きい新火薬で、しかもこの火薬は、ほんの少量で、ものすごいきき目がある。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「おい、スピードのことは、ちゃんとわかっているのだぞ。
極秘
(
ごくひ
)
の陸軍試験月報によれば、地底戦車は、地中では最高三十五キロ、海底では、百五十キロまで出ると発表されているぞ」
地底戦車の怪人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
これは今夜はじめて諸君にかぎり発表する最高の機密であるが、実は、わがイギリス軍は、
最早
(
もはや
)
如何
(
いかん
)
ともすべからざる
頽勢
(
たいせい
)
を一挙に
輓回
(
ばんかい
)
せんがために、ここに
極秘
(
ごくひ
)
の作戦を研究しようとしている。
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「はい。このままで放って置けば何日何時間たっても、遂に人造人間隊でございますが、必要に応じて、司令部より、
極秘
(
ごくひ
)
の強力電波をさっと放射いたしますと、これがたちまち戦車となります」
人造人間戦車の機密:――金博士シリーズ・2――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私はいつの間にか、
極秘
(
ごくひ
)
の潜水艇の外に出ていたのである。
地球要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“極秘”の意味
《名詞》
極 秘(ごくひ)
極めて秘密にしておくこと。また、そのようなことがら。
(出典:Wiktionary)
極
常用漢字
小4
部首:⽊
12画
秘
常用漢字
小6
部首:⽲
10画
“極秘”で始まる語句
極秘裡
極秘密