料理人れうりにん)” の例文
……次手ついでに、おなじ金澤かなざはまち旅宿りよしゆくの、料理人れうりにんいたのであるが、河蝉かはせみもちおそれない。むしらないといつてもい。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
乙下人 はて、うぬがゆびめぬやうなやつ不可いけ料理人れうりにんでござります。それゆゑゆびめぬやつ採用とりあげませぬ。
れない料理人れうりにんが、むしるのに、くらか鎧皮よろひがは附着くつゝいてたでせうか。一口ひとくちさはつたとおもふと、したれたんです。鬼殻焼おにがらやき退治たいぢようとふ、意気いきさかんなだけじつ悲惨ひさんです。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やい、そち料理人れうりにん老練らうれんやつを二十にんばかりやとうてい。
て、みせをする、料理人れうりにんはひつて、おきやく一寸々々ちよい/\あることになる。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)