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拝領
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はいりょう
ふりがな文庫
“
拝領
(
はいりょう
)” の例文
旧字:
拜領
これは
由緒
(
ゆいしょ
)
ある
御方
(
おかた
)
から
母
(
はは
)
が
拝領
(
はいりょう
)
の
懐剣
(
かいけん
)
であるが、そなたの一
生
(
しょう
)
の
慶事
(
よろこび
)
の
紀念
(
きねん
)
に、
守刀
(
まもりがたな
)
としてお
譲
(
ゆず
)
りします。
肌身
(
はだみ
)
離
(
はな
)
さず
大切
(
たいせつ
)
に
所持
(
しょじ
)
してもらいます……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
駄目
(
だめ
)
ッてことよ。
橘屋
(
たちばなや
)
の
若旦那
(
わかだんな
)
は、たとえお
大名
(
だいみょう
)
から
拝領
(
はいりょう
)
の
鎧兜
(
よろいかぶと
)
を
持
(
も
)
ってッたって、
金
(
かね
)
ァ貸しちゃァくれめえよ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
若君から
般若丸長光
(
はんにゃまるながみつ
)
の名刀を
拝領
(
はいりょう
)
したではないか、さ、元気をだして、きょうからそれを
差
(
さ
)
し
料
(
りょう
)
とするがいい
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
左
(
さ
)
まで喜びもしなければ、品物が粗末だと
云
(
いっ
)
て苦情も
云
(
い
)
わず、
只
(
ただ
)
難有
(
ありがと
)
うございますと云て
拝領
(
はいりょう
)
して
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
その表には、同じくお家流で「
拝領
(
はいりょう
)
」と記されてあります。
人でなしの恋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
「俺が採ったのじゃない。お役中に、誰がそんな
閑事
(
ひまごと
)
をしているものか。……御母堂様から
拝領
(
はいりょう
)
したのだ」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
即ち
御紋服
(
ごもんぷく
)
拝領
(
はいりょう
)
だ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
秀吉
(
ひでよし
)
さまのお気に入り者となりまして、
天
(
てん
)
ヶ
丘
(
おか
)
の
寺領
(
じりょう
)
と、
南蛮寺
(
なんばんじ
)
を
拝領
(
はいりょう
)
いたし、
裾野
(
すその
)
いらいの一
味
(
み
)
、
丹羽昌仙
(
にわしょうせん
)
や
蚕婆
(
かいこばばあ
)
や
燕作
(
えんさく
)
など、みなそこに
住居
(
すまい
)
をいたしております
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、
慾
(
よく
)
のふかい呂宋兵衛は、もう南蛮寺を
拝領
(
はいりょう
)
したようなつもりで、すっかりここに根を
生
(
は
)
やし、またボツボツと
浪人者
(
ろうにんもの
)
を
山内
(
さんない
)
へあつめて、あわよくば、一
国
(
こく
)
一
城
(
じょう
)
の
主
(
あるじ
)
をゆめみている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“拝領”の意味
《名詞》
拝 領(はいりょう)
君主や貴人から何かを戴くこと。
(出典:Wiktionary)
拝
常用漢字
小6
部首:⼿
8画
領
常用漢字
小5
部首:⾴
14画
“拝領”で始まる語句
拝領物
拝領品
拝領葵
拝領羽織