トップ
>
忠節
>
ちうせつ
ふりがな文庫
“
忠節
(
ちうせつ
)” の例文
其方共儀
忠節
(
ちうせつ
)
の計ひとは申乍ら
用役
(
ようやく
)
の
身分
(
みぶん
)
を以て家事不
取締
(
とりしまり
)
に
致
(
いた
)
し候段屹度叱り申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
婦人
(
をんな
)
の
身
(
み
)
はかなしと
思
(
おも
)
もひ
絶
(
たえ
)
て、
松野
(
まつの
)
が
忠節
(
ちうせつ
)
の
心
(
こゝろ
)
より、
我
(
われ
)
大事
(
だいじ
)
と
思
(
お
)
もふあまりに
樣々
(
さま/″\
)
の
苦勞
(
くらう
)
心痛
(
しんつう
)
、
大方
(
おほかた
)
ならぬ
志
(
こゝろざし
)
は
知
(
し
)
るものから、
夫
(
それ
)
すら
空
(
そら
)
ふく
風
(
かぜ
)
と
聞
(
き
)
きて、
耳
(
みゝ
)
にだに
止
(
と
)
めんとせざりし
身
(
み
)
が
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
見られ
澘々
(
はら/\
)
と
落涙
(
らくるゐ
)
せられ此方はよき家來を持て
滿悦
(
まんえつ
)
に思ふなり三人の
忠節
(
ちうせつ
)
心體見えて忝けなし去りながら我深き存意も有れば
密
(
ひそ
)
かに申聞すべし近ふ/\と三人を
側近
(
そばちか
)
くこそ進ませたり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今世
(
こんせ
)
の
主君
(
きみ
)
にも
未來
(
みらい
)
の
主君
(
きみ
)
にも、
忠節
(
ちうせつ
)
のほど
顯
(
あら
)
はしたし、
然
(
し
)
かはあれど
氣遣
(
きづか
)
はしきは
言葉
(
ことば
)
たくみに
誠
(
まこと
)
少
(
す
)
くなきが
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
常
(
つね
)
と
聞
(
き
)
く、
誰人
(
たれびと
)
か
至信
(
ししん
)
に
誠實
(
せいじつ
)
に、
我
(
わ
)
が
愛敬
(
けいあい
)
する
主君
(
きみ
)
の
半身
(
はんしん
)
となりて
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
僞
(
いつは
)
り御屋形へ推參奉りて候とまた餘儀もなく言上に及ばる
綱條卿
(
つなえだきやう
)
聞
(
きこ
)
し
食
(
め
)
され越前其方が
忠節
(
ちうせつ
)
頼母
(
たのも
)
しく存ずるなり
能
(
よく
)
も其所へ心付きしぞ予は病中成れども天下の一大事には
替難
(
かへがた
)
し明朝登城し將軍家へ
拜謁
(
はいえつ
)
し如何樣にも計らふべき間其方安心致し此上心付候へとの御意にて又仰せには
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“忠節”の意味
《名詞》
忠節(ちゅうせつ)
君主に尽くす節義。
(出典:Wiktionary)
忠
常用漢字
小6
部首:⼼
8画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“忠節”で始まる語句
忠節者