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後来
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こうらい
ふりがな文庫
“
後来
(
こうらい
)” の例文
旧字:
後來
刑は公法なり、科の次第を幟に記し、其
科
(
とが
)
を
喚
(
よばわ
)
る事、世に是を告て
後来
(
こうらい
)
の戒とせんが為なれば、諸人慎んで之を
承
(
うけたまわら
)
ん条、勿論なり。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
ゆゑに吾が
不学
(
ふがく
)
をも
忘
(
わす
)
れて
越雪
(
ゑつせつ
)
の
奇状
(
きぢやう
)
奇蹟
(
きせき
)
を記して
後来
(
こうらい
)
に
示
(
しめ
)
し、且
越地
(
ゑつち
)
に
係
(
かゝ
)
りし事は
姑
(
しばら
)
く
載
(
のせ
)
て
好事
(
かうず
)
の
話柄
(
わへい
)
とす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
それが妹の
後来
(
こうらい
)
のためであるとも考えたので、彼は堀田原の主人の意見にそむいて橋場の寮へ足を向けた。
籠釣瓶
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
これに就いては
私
(
わし
)
も大きに考へたのだ、
何
(
なに
)
に
為
(
し
)
ろ、お前との約束もあるものなり、又一人娘の事でもあり、
然
(
しか
)
し、お前の
後来
(
こうらい
)
に
就
(
つ
)
いても、宮の一身に就いてもの
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
あなたの方でもまあそのつもりで読んでください。この
性分
(
しょうぶん
)
が倫理的に個人の行為やら動作の上に及んで、私は
後来
(
こうらい
)
ますます
他
(
ひと
)
の徳義心を疑うようになったのだろうと思うのです。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
かつまた、
後来
(
こうらい
)
この挙に
傚
(
なら
)
い、ますますその結構を大にし、ますますその会社を盛んにし、もって後来の
吾曹
(
われら
)
をみること、なお吾曹の先哲を慕うが如きを得ば、あにまた一大快事ならずや。
慶応義塾の記
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
高橋その
馳走
(
ちそう
)
をうけ、これにて少し
腹
(
はら
)
が
癒
(
い
)
えたとて去りたりと。この高橋は
洋学
(
ようがく
)
にも
精通
(
せいつう
)
し、
後来
(
こうらい
)
有望
(
ゆうぼう
)
の人なりけるに、
不幸
(
ふこう
)
にして世を
早
(
はや
)
うせり。先生深く
惋惜
(
えんせき
)
し、厚く
後事
(
こうじ
)
を
恤
(
めぐ
)
まれたりという。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
ゆゑに吾が
不学
(
ふがく
)
をも
忘
(
わす
)
れて
越雪
(
ゑつせつ
)
の
奇状
(
きぢやう
)
奇蹟
(
きせき
)
を記して
後来
(
こうらい
)
に
示
(
しめ
)
し、且
越地
(
ゑつち
)
に
係
(
かゝ
)
りし事は
姑
(
しばら
)
く
載
(
のせ
)
て
好事
(
かうず
)
の
話柄
(
わへい
)
とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“後来”の意味
《名詞》
これから先。将来。
後から来ること。
(出典:Wiktionary)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世