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かたちづく
ふりがな文庫
“
形造
(
かたちづく
)” の例文
若し官能汝に物を與へずば誰ぞや汝を動かすは、天にて
形造
(
かたちづく
)
らるゝ光或ひは自ら或ひはこれを地に導く意志によりて汝を動かす 一六—一八
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
それは真に
烈
(
はげ
)
しい推移でありまして、ついには何千という織手が集って、一つの町を
形造
(
かたちづく
)
るまでに急速な生長を示しました。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
其れは戀と名付くべきものでは無いと云ふやうな斷定が、何時となく
原因
(
いはれ
)
なく、私の若い十六歳の胸の中に
動
(
うごか
)
しがたく
形造
(
かたちづく
)
られて居たのである。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
男女が
互
(
たがひ
)
に助成して社会を円満に
形造
(
かたちづく
)
るのは二十世紀以後の文明に賦与された幸福である。男女は対等に教育せよ。併せて対等に社会に立つて活動せよ。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
それから趣味が人格を
形造
(
かたちづく
)
るほどに高くなれば、甲と乙と趣味の種類が違っていても双方互にその趣味を尊敬し合うようになってその間に調和が出来るものです。
離婚について
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
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されどいまだ「ホーム」を
形造
(
かたちづく
)
るべき境遇ならねば、父母
兄弟
(
けいてい
)
にその意志を語りて、他日の参考に供し、自分らはひたすら国家のために
尽瘁
(
じんすい
)
せん事を誓いおりしに
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
女王樣
(
ぢよわうさま
)
が
宣告
(
せんこく
)
せられた
人々
(
ひと/″\
)
は、
數多
(
あまた
)
の
兵士
(
へいし
)
に
依
(
よ
)
つて
禁錮
(
きんこ
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れられました、
兵士
(
へいし
)
は
勿論
(
もちろん
)
これを
爲
(
な
)
すためには
緑門
(
アーチ
)
を
形造
(
かたちづく
)
つてることを
止
(
や
)
めねばなりませんでした
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
權力を得よう、この
慘
(
みじ
)
めな自分自身の爲めに力と名聲を得ようといふ
野心
(
やしん
)
から、
吾主
(
わがしゆ
)
、神の王國を
擴
(
ひろ
)
めようと云ふ野心を
形造
(
かたちづく
)
りました。十字架の
旗印
(
はたじるし
)
の勝利を得る爲めに。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
苦難はここにその苦痛をもたらし、思想はここにその不滅をもたらしている。その苦痛とその不滅とは相交わって、われわれの死を
形造
(
かたちづく
)
る。兄弟よ、ここで死ぬ者は未来の光明のうちに死ぬのである。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
わが血もてなれを養ひ、わが心もてなが心を
形造
(
かたちづく
)
るを。
母
(旧字旧仮名)
/
アダ・ネグリ
(著)
されば寛政末年より
享和
(
きょうわ
)
の始めに至る時代風俗の変遷と共に歌麿美人の身長もまた極端に
馳
(
は
)
せ
遂
(
つい
)
にその特徴たる
廃頽
(
はいたい
)
的情味を
形造
(
かたちづく
)
るに至りしが享和の末よりはややその身長の度を減ずるに従ひ
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
“形”で始まる語句
形
形相
形見
形状
形骸
形容
形代
形跡
形成
形式