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当時
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そのころ
ふりがな文庫
“
当時
(
そのころ
)” の例文
旧字:
當時
しかしながら、彼らの行ったところは、主としていわゆる「部落改善」でありました。もちろんこれは
当時
(
そのころ
)
にとって、もっとも必要な手段でありました。
融和促進
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
併
(
しか
)
し
当時
(
そのころ
)
では是すら容易に出来ませんことで、先ず
滞
(
とゞこお
)
りなくお目見えも済み、是から重役の宅を
廻勤
(
かいきん
)
いたすことで、
是等
(
これら
)
は
総
(
すべ
)
て渡邊織江の指図でございますが
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
自分は
当時
(
そのころ
)
、かれを見るごとに言うべからざる痛ましさを感じた。かれは『過去』の亡魂である、それでもいい足りない。『封建時代』の化石である、それでもいい足りない。
まぼろし
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
前年
(
さきのとし
)
牧之
(
ぼくし
)
江戸に
旅宿
(
りよしゆく
)
の頃、
文墨
(
ぶんぼく
)
の
諸名家
(
しよめいか
)
に
謁
(
えつ
)
して
書画
(
しよぐわ
)
を
乞
(
こ
)
ひし時、
前
(
さき
)
の山東庵には
交情
(
まじはり
)
厚
(
あつ
)
くなりてしば/\
訪
(
とふら
)
ひしに、京山翁
当時
(
そのころ
)
はいまだ若年なりしが、ある時雪の
話
(
はなし
)
につけて京山翁いへらく
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
詩仏
(
しぶつ
)
や
鵬斎
(
ぼうさい
)
に
詩文
(
しぶん
)
にてなぶり
者
(
もの
)
にされたりといふ
事
(
こと
)
見
(
み
)
えたるが、
元
(
もと
)
より
菊塢
(
きくう
)
、
世才
(
せさい
)
には
長
(
たけ
)
たれど
学文
(
がくもん
)
はなし、
詩仏
(
しぶつ
)
鵬斎
(
ぼうさい
)
蜀山
(
しよくさん
)
真顔
(
まがほ
)
千
蔭
(
かげ
)
春海
(
はるみ
)
等
(
ら
)
、
当時
(
そのころ
)
の
聞人
(
もんじん
)
の
幇間半分
(
たいこはんぶん
)
なぶり者にせられしには
相違
(
さうゐ
)
なし
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
▼ もっと見る
粂野美作守さまの御舎弟に
紋之丞前次
(
もんのじょうちかつぐ
)
さまと云うが有りまして、
当時
(
そのころ
)
美作守さまは御病身ゆえ御控えに成って入らっしゃるが、
前
(
ぜん
)
殿さまの御秘蔵の若様でありましたから
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“当時”の意味
《名詞・形容動詞》
当 時(とうじ)
その時。その頃。
現在、今日(こんにち)。
(出典:Wiktionary)
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“当”で始まる語句
当
当然
当惑
当前
当座
当家
当身
当麻
当嵌
当初