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弾
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はぢ
ふりがな文庫
“
弾
(
はぢ
)” の例文
旧字:
彈
二三分の
後
(
のち
)
隣
(
となり
)
の
人
(
ひと
)
の迷惑さうな
顔
(
かほ
)
に気が
付
(
つ
)
いて、又
元
(
もと
)
の通りに
硝子窓
(
がらすまど
)
を
上
(
あ
)
げた。
硝子
(
がらす
)
の
表側
(
おもてがは
)
には、
弾
(
はぢ
)
けた
雨
(
あめ
)
の
珠
(
たま
)
が
溜
(
たま
)
つて、往来が多少
歪
(
ゆが
)
んで見えた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
と太郎がはにかむと、お葉はひどく気色ばんで
弾
(
はぢ
)
き返した。「そんなことを云つてゐる時ぢやないよ。」
サクラの花びら
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
しんしんと湧きあがる力新らしきキヤベツを
内
(
うち
)
から
弾
(
はぢ
)
き飛ばすも
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
其時蟻はもう死んでゐた。代助は
人指指
(
ひとさしゆび
)
の
先
(
さき
)
に
着
(
つ
)
いた黒いものを、
親指
(
おやゆび
)
の
爪
(
つめ
)
で
向
(
むかふ
)
へ
弾
(
はぢ
)
いた。さうして
起
(
お
)
き
上
(
あ
)
がつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
尿
(
いばり
)
すれば金の光のひとすぢがさんさんと落ちて
弾
(
はぢ
)
きかへすも
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
「あなたは余つ程度胸のない
方
(
かた
)
ですね」と云つて、にやりと笑つた。三四郎はプラツト、フオームの上へ
弾
(
はぢ
)
き出された様な心持がした。車の
中
(
なか
)
へ這入つたら両方の耳が一層
熱
(
ほて
)
り出した。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
さ緑のキヤベツの
球葉
(
たまば
)
いく
層
(
かさね
)
光る
内
(
なか
)
より
弾
(
はぢ
)
けたりけり
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かろくかさねし手のひらの
弾
(
はぢ
)
く爪さき、それとなく
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
弾
(
はぢ
)
き飛ばした、ぶん流せ。
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“弾(
弾丸
)”の解説
弾丸(だんがん、en: bullet)とは、火器から発射されて飛ぶ物体のこと。銃弾および砲弾の総称である。一般的には単に「弾(たま)」ともいう。
(出典:Wikipedia)
弾
常用漢字
中学
部首:⼸
12画
“弾”を含む語句
弾丸
爪弾
爆弾
弾条
指弾
弾機
銃弾
仁木弾正
砲弾
糾弾
手榴弾
弾力
三味線弾
曲弾
弾正大弼
弾正
焼夷弾
糺弾
弾痕
擲弾兵
...