“表側”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもてがわ66.7%
おもてがは33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電柱でんちゅうに、「ほねつぎもみ療治りょうじ」と看板かんばんのかかっているところから、路次ろじがると、たりに表側おもてがわ西洋造せいようづくりにした医院いいんがあります。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
にんじんは、根気こんきよく、ハンケチの表側おもてがわへかみ出す。間違って裏側へやると、そこをなんとかごまかす。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
二三分ののちとなりひとの迷惑さうなかほに気がいて、又もとの通りに硝子窓がらすまどげた。硝子がらす表側おもてがはには、はぢけたあめたまたまつて、往来が多少ゆがんで見えた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この総人数そうにんずおよそ百余人が屋敷に火を掛け、表側おもてがはへいを押し倒して繰り出したのが、朝五つどきである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)