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ふりがな文庫
“
幼少
(
ちいさい
)” の例文
ハイありがとうござります、彼めが
幼少
(
ちいさい
)
ときはひどい虫持で苦労をさせられましたも大抵ではござりませぬ、ようやく中山の鬼子母神様の
御利益
(
ごりやく
)
で満足には育ちましたが
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
貴方
(
あなた
)
は
何時
(
いつ
)
にか
苦
(
くるし
)
んだことでもあるのですか、
苦
(
くる
)
しみと
云
(
い
)
うことの
理解
(
りかい
)
をもってお
出
(
い
)
でですか、
或
(
あるい
)
は
失礼
(
しつれい
)
ながら
貴方
(
あなた
)
はお
幼少
(
ちいさい
)
時分
(
じぶん
)
、
打擲
(
ぶたれ
)
でもなされましたことがおありなのですか?
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
私は金沢の士族だが、少し
仔細
(
しさい
)
があって、
幼少
(
ちいさい
)
ころに
家
(
うち
)
は高岡へ引っ越したのだ。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ざれたる
婢女
(
をんな
)
は
輕口
(
かるくち
)
の
落
(
おと
)
しばなしして、お
氣
(
き
)
に
入
(
い
)
る
時
(
とき
)
は
御褒賞
(
ごほうび
)
の
何
(
なに
)
や
彼
(
か
)
や、
人
(
ひと
)
に
物
(
もの
)
を
遣
(
や
)
り
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
は
幼少
(
ちいさい
)
よりの
蕩樂
(
だうらく
)
にて、これを
父親
(
てゝおや
)
二もなく
憂
(
う
)
がりし、一ト
口
(
くち
)
に
言
(
い
)
はゞ
機嫌
(
きげん
)
かちの
質
(
たち
)
なりや
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そしてこの箱さえ持っていればどんな危難でも遁がれられると云って
幼少
(
ちいさい
)
時から肌身放さず持たせられていたのでございますが、これをあなたに差し上げますからどうぞお助けくださいまし
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“幼少”の意味
《名詞》
幼 少(ようしょう)
幼いこと。幼い時期。
(出典:Wiktionary)
幼
常用漢字
小6
部首:⼳
5画
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
“幼”で始まる語句
幼
幼児
幼稚
幼馴染
幼子
幼心
幼兒
幼穉
幼稚園
幼顔