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寢起
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ねおき
ふりがな文庫
“
寢起
(
ねおき
)” の例文
新字:
寝起
其
(
それ
)
に
較
(
くら
)
べて
見
(
み
)
る
時
(
とき
)
は、
鳥籠
(
とりかご
)
の
中
(
なか
)
は
狹
(
せま
)
けれども、
二疊
(
にでふ
)
ばかりあるらむを、
汝
(
なんぢ
)
一人
(
ひとり
)
の
寢起
(
ねおき
)
にはよも
堪難
(
たへがた
)
きことあるまじ。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
關口で買ふ舶來化粧品の功能が見えて、顏は水が垂るやうに美しい。
寢起
(
ねおき
)
に蒼過ぎた
頬
(
ほゝ
)
も、
鴾色
(
ときいろ
)
に匂つてゐる。
半日
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「
寢起
(
ねおき
)
の機嫌の惡いお倉だ」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此
(
こ
)
の
五日
(
いつか
)
六日
(
むいか
)
、
心持
(
こゝろもち
)
煩
(
わづら
)
はしければとて、
客
(
きやく
)
にも
逢
(
あ
)
はず、
二階
(
にかい
)
の
一室
(
ひとま
)
に
籠
(
こも
)
りツ
切
(
きり
)
、で、
寢起
(
ねおき
)
の
隙
(
ひま
)
には、
裏庭
(
うらには
)
の
松
(
まつ
)
の
梢
(
こずゑ
)
高
(
たか
)
き、
城
(
しろ
)
のもの
見
(
み
)
のやうな
窓
(
まど
)
から、
雲
(
くも
)
と
水色
(
みづいろ
)
の
空
(
そら
)
とを
觀
(
み
)
ながら、
徒然
(
つれ/″\
)
にさしまねいて
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
寢
部首:⼧
14画
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
“寢”で始まる語句
寢
寢床
寢臺
寢衣
寢覺
寢室
寢所
寢顏
寢言
寢息