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鴾色
ふりがな文庫
“鴾色”の読み方と例文
読み方
割合
ときいろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときいろ
(逆引き)
少女はやゝ黄味がかつた銘仙の
矢絣
(
やがすり
)
の着物を着てゐた。襟も袖口も帯も
鴾色
(
ときいろ
)
をつけて、同じく鴾色の覗く八つ口へ白い両手を突込んで
佇
(
た
)
つてゐた。
小町の芍薬
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
若草は藤掛色の室着を羽織り、
山繭
(
やまゝゆ
)
の長襦袢に、
鴾色
(
ときいろ
)
のしごきを乳の下から、巾広にして身重の腹を締めて居りまする。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
關口で買ふ舶來化粧品の功能が見えて、顏は水が垂るやうに美しい。
寢起
(
ねおき
)
に蒼過ぎた
頬
(
ほゝ
)
も、
鴾色
(
ときいろ
)
に匂つてゐる。
半日
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
鴾色(ときいろ)の例文をもっと
(4作品)
見る
鴾
漢検1級
部首:⿃
17画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“鴾”で始まる語句
鴾
鴾毛
“鴾色”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
森鴎外
岡本かの子
山本周五郎