トップ
>
宗旨
>
しうし
ふりがな文庫
“
宗旨
(
しうし
)” の例文
紅も白粉もなくてあれだけに見せるんだから、あつしも、最初はお孃さんの玉枝さんびいきだつたが、お勝の方に
宗旨
(
しうし
)
を變へようかと思つて居ますよ
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手向
(
たむけ
)
候者一人も是なし
併
(
しか
)
し
拙僧
(
せつそう
)
宗旨
(
しうし
)
の儀は
親鸞上人
(
しんらんしやうにん
)
よりの申
傳
(
つたへ
)
にて
無縁
(
むえん
)
に相成候
塚
(
つか
)
へは
命
(
めい
)
日
忌
(
き
)
日には
自坊
(
じばう
)
より
香花
(
かうげ
)
を
手向
(
たむけ
)
佛前
(
ぶつぜん
)
に於て
回向
(
ゑかう
)
仕つり候なりと元より
墓標
(
はかじるし
)
も
無
(
なき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
奥方の心では二人の子を
持戒堅固
(
ぢかいけんご
)
の
清僧
(
せいそう
)
に仕上げたならば、
大昔
(
おほむかし
)
の願泉寺時代の
祟
(
たヽ
)
りが除かれやう、
沼
(
ぬま
)
の
主
(
ぬし
)
も
鎮
(
しづ
)
まるであらうと思つたので、
開基
(
かいき
)
と同じ
宗旨
(
しうし
)
の
真言寺
(
しんごんでら
)
と聞いて
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
如是我聞
(
によぜがもん
)
、
佛説阿彌陀經
(
ぶつせつあみだけう
)
、
聲
(
こゑ
)
は
松風
(
まつかぜ
)
に
和
(
くわ
)
して
心
(
こゝろ
)
のちりも
吹拂
(
ふきはら
)
はるべき
御寺樣
(
おんてらさま
)
の
庫裏
(
くり
)
より
生魚
(
なまうを
)
あぶる
烟
(
けぶ
)
なびきて、
卵塔塲
(
らんたうば
)
に
嬰兒
(
やゝ
)
の
襁褓
(
むつき
)
ほしたるなど、お
宗旨
(
しうし
)
によりて
搆
(
かま
)
ひなき
事
(
こと
)
なれども
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「お神さん、もう一つ二つ訊きたいが、お前さんところの
宗旨
(
しうし
)
は何だえ」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
葬
(
はう
)
ぶりし寺は當村なりやと
尋
(
たづ
)
ぬるに向ふに見え候山の
麓
(
ふもと
)
にて
宗旨
(
しうし
)
は一
向宗
(
かうしう
)
光照寺と申し候と
聞
(
きい
)
て然らば其
節
(
せつ
)
の
住持
(
ぢうぢ
)
は未だ
存命
(
ぞんめい
)
致し居やと有に
參
(
さん
)
候其節の住持
祐然
(
いうねん
)
と申すは未だ
壯健
(
たつしや
)
に候と答へける
吉田
(
よしだ
)
三五郎
然
(
さら
)
ば光照寺
住持
(
ぢうぢ
)
祐然を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
折つたやうですが、お絹さんは新六郎どんに夢中だつたので、近頃はお
宗旨
(
しうし
)
を變へて、妹のお鳥さんに取入つてゐるやうで、——何んと言つても、まだ十六のおぼこぢや、色男も骨が折れますね
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、近頃江戸にも、變なお
宗旨
(
しうし
)
があるんですつてね」
銭形平次捕物控:219 鐘の音
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“宗旨”の意味
《名詞》
宗 旨(しゅうし)
ある宗教で重点的に説く事柄。
宗教の中の流派。
ある人の主義、主張、趣味。
(出典:Wiktionary)
宗
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
旨
常用漢字
中学
部首:⽇
6画
“宗旨”で始まる語句
宗旨替
宗旨変
宗旨換
宗旨更