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開基
ふりがな文庫
“開基”の読み方と例文
読み方
割合
かいき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かいき
(逆引き)
その地域をあてて、寺名も北朝年号をそのまま「
暦応
(
りゃくおう
)
禅寺」となし、国師に、その
開基
(
かいき
)
となってもらいたいというのが、尊氏の希望であった。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
下野薬師寺は奈良の東大寺、筑紫の観音寺と共に天下の三戒壇、鑑真の
開基
(
かいき
)
で、日本有数の
名刹
(
めいさつ
)
だった。この名刹の別当は、流刑というには当らない。
道鏡
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
奥方の心では二人の子を
持戒堅固
(
ぢかいけんご
)
の
清僧
(
せいそう
)
に仕上げたならば、
大昔
(
おほむかし
)
の願泉寺時代の
祟
(
たヽ
)
りが除かれやう、
沼
(
ぬま
)
の
主
(
ぬし
)
も
鎮
(
しづ
)
まるであらうと思つたので、
開基
(
かいき
)
と同じ
宗旨
(
しうし
)
の
真言寺
(
しんごんでら
)
と聞いて
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
開基(かいき)の例文をもっと
(6作品)
見る
“開基”の意味
《名詞》
開基(かいき)
物事の基礎を開くこと。
寺院や宗派を開くこと。また、それを行った僧。
寺院の創建に金銭面などの支援をする者。
(出典:Wiktionary)
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
基
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
“開”で始まる語句
開
開闢
開放
開鑿
開閉
開墾
開戸
開眼
開山
開府
“開基”のふりがなが多い著者
与謝野寛
佐々木味津三
夏目漱石
吉川英治
坂口安吾