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娼妓
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しやうぎ
ふりがな文庫
“
娼妓
(
しやうぎ
)” の例文
勿論
(
もちろん
)
人の妻なるものも、
吾人
(
ごじん
)
が商となり工となり、はた農となるが
如
(
ごと
)
く、女性が此世に処せむと欲して、
択
(
えら
)
ぶ処の、
身過
(
みすぎ
)
の方便には相違なきも、そはたゞ
芸妓
(
げいぎ
)
といひ、
娼妓
(
しやうぎ
)
といひ
醜婦を呵す
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
文子の説によれば、
伊達綱宗
(
だてつなむね
)
は新吉原の
娼妓
(
しやうぎ
)
高尾を
身受
(
みうけ
)
して、仙台に連れて帰つた。高尾は仙台で老いて亡くなつた。墓は
荒町
(
あらまち
)
の
仏眼寺
(
ぶつげんじ
)
にある、其子孫が
椙原氏
(
すぎのはらうぢ
)
だと云ふことになつてゐる。
椙原品
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
文学者
(
ぶんがくしや
)
は一の
社会問題
(
しやくわいもんだい
)
なり、
貧民
(
ひんみん
)
が、
僧侶
(
ばうず
)
が、
娼妓
(
しやうぎ
)
が
社会問題
(
しやくわいもんだい
)
となれる如く。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
「お互にスツかり
缺點
(
あら
)
をさらけ出して
了
(
しま
)
ツたからよ。
加之
(
おまけに
)
體力の不平均といふのも
重
(
かさ
)
なる原因になツてゐる。自體女は生理上から
謂
(
い
)
ツて
娼妓
(
しやうぎ
)
になツてゐる力のあるものなんだ、お前は殊に
然
(
さ
)
うだ!」
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
茲に又
駿府
(
すんぷ
)
の
加番衆
(
かばんしゆ
)
松平玄蕃頭殿の
家來
(
けらい
)
に石川安五郎と云ふ
若侍士
(
わかざむらひ
)
ありしが駿府二丁目の小松屋の
抱
(
かゝ
)
へ遊女
白妙
(
しろたへ
)
が
許
(
もと
)
へ通ひ互ひに深くなるに付
廓
(
さと
)
の金には
迫
(
つま
)
るの習ひ後には
揚代金
(
あげだいきん
)
も
滯
(
とゞこ
)
ほり
娼妓
(
しやうぎ
)
が
櫛笄
(
くしかうがひ
)
衣類
(
いるゐ
)
までも
無
(
なく
)
しての立引に
毎晩
(
まいばん
)
通ひ居たりしが
早晩
(
いつしか
)
二階を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
連
(
つれ
)
て丁字屋へ出かけしが先兩三日は
目見
(
めみ
)
えに
差置
(
さしお
)
く樣にとの事なれば其まゝに差置て長庵は歸りける丁字屋にてはお文が
容子
(
ようす
)
誰
(
たれ
)
有
(
あつ
)
て
田舍娘
(
ゐなかむすめ
)
と見る者なく
傍輩
(
はうばい
)
娼妓
(
しやうぎ
)
も
恥
(
はづ
)
るばかりなれば
流石
(
さすが
)
に長庵が
骨折
(
ほねをり
)
の
顯
(
あら
)
はれし所にて在所に在し其時とは親の十兵衞さへも
見違
(
みちが
)
へる程なれば主人半藏方にても十分氣に
入
(
いり
)
お文へ何故に身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“娼妓”の意味
《名詞》
宴席などで歌舞をして客の相手をする女性。
公認の売春婦。公娼。
(出典:Wiktionary)
娼
漢検準1級
部首:⼥
11画
妓
漢検準1級
部首:⼥
7画
“娼妓”で始まる語句
娼妓買
娼妓達
娼妓末社